ベンフィカのロジャー・シュミット監督が、アルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデス(21)の獲得に動くチェルシーを非難した。
今夏に加入したベンフィカでのパフォーマンス、最優秀若手選手賞を受賞したカタール・ワールドカップでの活躍により、メガクラブの関心を集めるE・フェルナンデス。
今冬の移籍市場ではクラブが売却を否定すると共に、1億2000万ユーロ(約170億円)の契約解除金支払いが唯一引き抜きが可能な手立てであることを明言している。
そういった中、選手自身が移籍を熱望し、すでに個人間で合意に至るチェルシーは、先日にベンフィカとの会談を実施。だが、この会談では契約解除金に遠く及ばない8500万ユーロ(約120億円)を口頭で提案したことで、ベンフィカ側の怒りを買って交渉は破談に終わったと報じられる。
また、一部ではベンフィカ側の譲歩を引き出すために、代理人との共謀でE・フェルナンデスにトレーニングの無断欠席を吹き込んだとも伝えられるチェルシーの対応に関して、ベンフィカ指揮官は憤りを見せている。
6日に行われるポルティモネンセ戦に向けた公式会見に出席したシュミット監督は、破談が伝えられるチェルシーとの交渉に関して以下のように語っている。
「私たちはエンソを売りたくない。彼を欲しがるクラブがあり、彼を誘惑したが、彼らは1億2000万ユーロの契約が唯一の方法であることを知っている」
「彼らは無礼だし、プレーヤーを狂わせている。彼らは条項を支払いたいかのように振る舞ったが、実際は(減額のために)交渉したいのだ」
「それは我々全員にとって無礼なことだ。彼らのやっていることを受け入れることはできない」
なお、シュミット監督を含めチェルシーの不誠実な振る舞いに憤るベンフィカは今後も交渉に応じる意思はなく、チェルシーが同選手を獲得するには1億2000万ユーロを満額支払う必要がある。
(出典 news.nicovideo.jp)
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