現地時間9月2日に行なわれたラ・リーガ第4節が行われ、本拠地でグラナダを迎え撃ったレアル・ソシエダは5-3で快勝。右ウイングで先発した久保建英は2ゴールと出色パフォーマンスを見せた。
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開始9分にスルーパスに抜け出して先制点を奪取した久保は、1-1と追いつかれた44分に敵ボックスの右手前から鮮やかなコントロールショットをゴール左上隅に決め、勝ち越し弾をねじ込んだ。
乾貴士が保持していたラ・リーガでプレーした日本人の最多得点記録(16)を抜き、単独1位(18)に浮上した久保。文字通り歴史的な活躍を披露した22歳には、地元メディアも熱視線を向けている。スペイン紙『AS』は「クボの虜だ」と銘打った寸評記事を掲載。そのなかで、日本代表MFに最大級の賛辞を寄せた。
「クボはラ・リーガの序盤戦でベリンガム(レアル・マドリー)とともに最高潮の選手だ。イマノル(監督)が提示した挑戦に応えチーム最初の2得点を決めた。彼のプレー、とりわけ2-1としたゴールを見るためにチケットを払うだけの価値がある」
今夏の移籍市場で久保はスター選手の獲得が相次いだサウジアラビアクラブからのメガオファーも報じられた。しかし、「僕はハッキリとしていました」と語る若武者は、自らの悲願でもあったチャンピオンズ・リーグ出場を優先。R・ソシエダへの残留を決めた。
そんな決意もクローズアップされている。ポルトガルの日刊紙『Publico』は「世間の流れに逆らった22歳の日本人の若者は平然としていた。タケフサ・クボは、チャンピオンズ・リーグのスリルを味わうという夢を叶えるために、ホルヘ・ジェズスの率いるアル・ヒラルの提示した『生涯』を保証するようなオファーを拒否した」と紹介。そのうえで、こう綴っている。
「多くの若い選手たちはより安全な道を選んできたが、タケはそうはしなかった。理由はさまざまに存在するが、何よりも大きかったのは本人の想いだ。今の位置に到達するまでに長い道のりを歩んできた彼は、クラブにとって最大の舞台で輝くチャンスが目前に迫っているときに、貴重な経験を欠くのは常に不名誉だと判断した」
心が揺らぐような“誘惑”を絶ち、己の野望を叶える道を進んだ久保。バスクで2年目のシーズンを謳歌する22歳のパフォーマンスから目が離せない。
(出典 news.nicovideo.jp)
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