今節を入れて残り5試合となったプレミアリーグ。1週間前に行われた前説では、チェルシーがチャンピオンズリーグ(CL)出場権を争うウェストハムとの直接対決を制して一歩リード。また、3位のレスターも勝利し、5位ウェストハムとの勝ち点差を広げた。またその間、EFLカップ決勝戦が行われ、マンチェスター・シティがトッテナムを下して4連覇。残された3つのタイトルのうち、一つを手中にした。
そのシティ(勝ち点77)は今節にも優勝の可能性がある。クリスタル・パレスに勝った上で、2位のユナイテッド(勝ち点67)が負けた場合だが、ユナイテッドは今節はリバプール戦のため、大いに起こり得る状況だ。そのためにはまずはパレス戦だが、1月の前回対戦ではストーンズの2ゴールなどで4-0の快勝を収めており、スターリング個人では、過去7度の対戦で6ゴール1アシストと得意としているチーム。CLでもパリ・サンジェルマン相手に後半だけで逆転勝利に持ち込むなど、ポテンシャルを遺憾無く発揮しており、シティの勝利は堅いだろう。
少しでもライバルの優勝を先延ばしにしたいユナイテッドはリバプール(勝ち点54)とのビッグマッチに臨む。今回の舞台となるオールド・トラフォードでは2014年3月以降、15試合で一度しか負けておらず、直近8試合は無敗。しかし、リバプール視点ではホーム・アウェイ関わらず、プレミアリーグでのユナイテッド戦で負けたのは、ここ9試合で一度のみ。クロップ監督も7度目のシアター・オブ・ドリームズで初勝利を収めようと息巻いている。
レスター(勝ち点62)はアウェイでサウサンプトンと対戦。セント・メリーズ・スタジアムといえば、昨シーズンに0-9という、プレミアリーグにおけるアウェイでの最大得点差となる歴史的な大勝を収めた場所だ。アヨセ・ペレスはその一戦を含めてセインツ相手に2度のハットトリックを決めており、他のどのチームよりもゴールを挙げている相手。残りのリーグ戦は強敵との対戦が続くだけに、ここはきっちりと勝ち点を積んでおきたい。
そのレスターと4ポイント差のチェルシー(勝ち点58)は、フルアムをホームに迎え撃つ。前節はウェストハムとの重要な直接対決を制し、その後のCLではレアル・マドリー相手に善戦(1-1のドロー)。貴重なアウェイゴールを持ってホームに帰還することになった。フルアムとは全コンペティションにおいて、過去18試合で10勝8分け。加えて、今季全体のロンドン・ダービーでは、チェルシーが最多勝利(6)、最多勝ち点(19)、最多得点(15)、そして最小失点(4)を記録しており、完全に覇権を握っている状況だ。だが、今シーズンのフルアムがアウェイのロンドン・ダービーで無敗なのは気がかりではある。
5位ウェストハム(勝ち点55)はアウェイでバーンリーと対戦する。絶対に勝ち点を落としたくないところだが、相手のエースであるクリス・ウッドは、リーグ戦におけるウェストハム戦はここ7試合で6ゴールを挙げており、ことターフ・ムーアでの対戦は出場した全3試合でネットを揺らしている。負ければ一気に8位へ転落する可能性もある中、ライバルの中で最も優位な日程を生かしたいところだ。
◆プレミアリーグ第34節
▽4/30(金)
《28:00》
サウサンプトン vs レスター・シティ
▽5/1(土)
《20:30》
クリスタル・パレス vs マンチェスター・シティ
《23:00》
ブライトン vs リーズ
《25:30》
チェルシー vs フルアム
《28:00》
エバートン vs アストン・ビラ
▽5/2(日)
《22:00》
ニューカッスル vs アーセナル
《24:30》
マンチェスター・ユナイテッド vs リバプール
《27:15》
トッテナム vs シェフィールド・ユナイテッド
▽5/3(月)
《26:00》
WBA vs ウォルバーハンプトン
《28:15》
バーンリー vs ウェストハム
(出典 news.nicovideo.jp)
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