レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督が、ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールに対する元フランス代表FWカリム・ベンゼマの行為はよくあることだと擁護した。クラブ公式サイトが伝えている。
ベンゼマは27日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)グループB第2節のボルシアMG戦のハーフタイム中に、フランス代表DFフェルラン・メンディに対して「ヴィニシウスを相手にするな」と耳打ちしている映像がフランス『Telefoot』に収められていた。周囲とのリンクアップで輝きを放つベンゼマにとって、独力で打開を試みようとするプレーが多いヴィニシウスに憤りを感じていたようだ。
その後のトレーニングで両者が和解したとも報じられている中、31日に行われるラ・リーガ第8節のウエスカ戦の試合前会見に出席したジダン監督は、こうした確執は「常に起こる」とベンゼマを擁護。選手たちが話し合うことが重要だと語った。
「それはもう済んだ話。重要なのは選手同士の対話だ。問題ないよ。ピッチの上ではよくあることで、最後には丸く収まるものだ。我々は他のことにエネルギーを使いたい」
「この種の問題が起こるのは良いことだ。我々が生きているという証拠だからね。彼らは会話をしただけ。全てが完璧だ。皆よくトレーニングをしているし、大切なのはそのエネルギーを明日の試合にぶつけることだ」
「こういったことは常にピッチで起こりうることで、熱くなっていれば別の誰かが別の誰かに当たってしまうこともあるだろう。だからベンゼマのイメージが悪くなるとは思わない。私も言われたことがあるしね」
「問題を起こそうとして言っているのではなく、普通に起こることで自然なこと。大事なのは選手同士で話し合い、翌日には解決していることだ」
「国民やマスコミがこういう事が好きなのはわかるが、これからもありうる事だと思う。それがこのチームの性格なのだ」
またウエスカに対しては、18位と下位に沈んでいるものの手強いチームだと話し、3日後に控えるチャンピオンズリーグのインテル戦に紛らわされることなく、目の前の一戦に集中するとコメントした。
「ウエスカは危険な相手。スペインに小さなチームは存在しない。競争力のある強力な相手だから我々もピッチで全てを出す必要がある。それこそがこのリーグをスペクタクルなものにしているのだ。これは決勝戦だと思って闘う。非常に重要な3ポイントであり、獲得するために努力をする」
「明日はファイナルだ。火曜日(11月3日)の試合について考えることはしない。我々のやるべきことは、その日その日を考えること。今日や明日以降のことは考えない。選手たちもわかっているよ」
(出典 news.nicovideo.jp)
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