4度目の挑戦はまたも跳ね返された。
1次リーグでは、優勝経験のあるドイツ、スペインを相手に2度の逆転勝利を収めた日本代表。“ドーハの奇跡”と称された勢いをもってしても、8強の壁を越えることは出来なかった。
日本代表選手のレベルが確実に高くなった12月6日の決勝トーナメント1回戦。前半43分、前回準優勝のクロアチアに、前田大然が今大会初の先制ゴールを決めるも、後半10分、クロスからヘディングを決められ同点に。延長戦でも決着は付かず、PK戦の末、1対3で敗れた。サッカー解説者の宮澤ミシェル氏が今大会を振り返る。
「まず言えることは、日本代表選手のレベルが確実に高くなったこと。前田や伊東(純也)のスプリントは新しい日本の武器でしょうし、三笘(薫)や堂安(律)のような切り札の存在も大きかったです。ドイツやスペインの攻撃にも耐え、厳しいプレス、カウンターでゴールを決められた経験は大きい。多くの選手が欧州で、身体的にも精神的にも鍛えられているから、柔軟に判断して動けたと思います」
ドイツ戦、スペイン戦ともにボール保有率は約20%。引いて守り、カウンター頼みのスタイルで勝利を収めた。この戦い方には限界があるのだろうか。元日本代表の戸田和幸氏が解説する。
「今大会の戦法が、今後も強豪国に通用する訳ではないと思います。クロアチアのようにボールを持って攻める一方で単純なクロスを入れる等、何でも仕掛けてくる相手に対応できるかが重要です。日本が次のステージに立つために、ボールをしっかり保持し、相手を揺さぶって崩す試合を展開できるようになる必要があると感じます」
〈激写〉森保監督「デスノート」に書かれていた一言2度のジャイアントキリングを達成し、「今大会で最も勇敢な采配」と称された森保一監督。クロアチア戦、その手のノートには「日本に不可能はない」と記されていた。真の奇跡は4年後か――。それを証明してくれると信じたい。
(出典 news.nicovideo.jp)
【【日本代表】森保一監督「デスノート」に書かれていた“意外な一言”〈カメラマンが激写〉】の続きを読む