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    カテゴリ: 海外リーグ


    バルサはリーガを離れるのか? カタルーニャ自治州前首相が語る、独立問題とサッカー界



    FCバルセロナはカタルーニャ自治州のバルセロナに本拠地を置く【写真:Getty Images】
    フットボールチャンネル
    カタルーニャ独立問題の源流、FCバルセロナの政治的意味

     カタルーニャ自治州の独立問題に揺れるスペイン。州都にはFCバルセロナという世界的名門クラブが居を構えるが、サッカー界はこの問題とどのように関連しているのだろうか。バルセロナのフットボールカルチャーマガジン『パネンカ』が2015年に敢行した、当時のカタルーニャ自治州首班アルトゥール・マス氏へのロングインタビューをここに全文掲載する。(取材・文:アイトール・ラグーナス、ルジェー・シュリアク【バルセロナ/パネンカ】、前文・翻訳・構成:江間慎一郎【マドリード】)

    ——————————

     10月1日、カタルーニャ自治州がスペイン中央政府の憲法違反の主張を跳ね除け、同州のスペインからの独立の是非を問う住民投票を強行実施した。それからスペインという国家は揺れに揺れている。

     今回の投票では約228万人、約43%が票を投じ、90%が独立に賛成。カタルーニャ州政府のカルレス・プチデモン首相は10日の州議会で、独立宣言前に数週間の話し合いの場を設けるとしたが、マリアーノ・ラホイ首相率いる中央政府はプチデモン首相がその場で独立宣言とも受け取れるような発言もしたとして、それを撤回しなければ憲法155条に基づき同州の自治権を停止する考えを示唆。プチデモン氏はこれに「対話を求めて、155条で返してくる。理解した」との見解を示すなど、緊張の糸は張り続けたままだ。

     カタルーニャ自治州は2014年11月にも独立の是非を問う住民投票を行っていたが、カンゼン発行の『フットボール批評』と提携するスペインのフットボールカルチャーマガジン『パネンカ』は、当時の同州首相アルトゥール・マス氏にインタビューを行っていた。奇しくも同インタビューは『フットボール批評』が初めて掲載した『パネンカ』の記事でもある。

     このマス前首相のインタビューが行われたタイミングは、2015年9月27日に独立支持派が過半数に達すれば、18ヶ月以内に独立するとの公約で行われた州議会選挙、通称27?Sの直前である。

     州議会選挙では独立支持派が勝利し、マス前首相は独立手続きの開始を宣言したが、独立を目指す政党間の対立から新政権を発足できない状態に陥ったことで、結局退陣を余儀なくされた。しかしプチデモン現首相による独立への動きは、マス前首相時代の流れを組んだものであり、両政権合わせてカタルーニャ自治州史上最大の「国家への挑戦」とみなされている。

     この『パネンカ』によるマス前首相のインタビューは「国家への挑戦」の源流をたどることができるほか、バルセロナというクラブの政治的な意味も存分に語られている。『フットボールチャンネル』はその意義に鑑みて、『フットボール批評』issue08に掲載された同インタビュー記事を公開する。

    スペイン代表の活躍に乾杯したことなどない

    ──ユース世代のあなたは、そのスピードから“黒い矢”と称されました。“左”を走っていなかったというのは、本当ですか?

    アルトゥール・マス(以下M) いや、本当だ……。中盤で動き回っていたよ。私は2~3シーズン、中盤の選手としてアマチュアフットボールでプレーした。

     足がとても速く、持久力もあったから、サイドに置かれていたんだ。ときにはエクストレモ・デレチョ(フットボール用語で右ウィングの意で、一般的には極右の意)も務めたね。

    ──青春時代にはフットボールの選手になることと、カタルーニャを独立させることのどちらを夢見ていました?

    M どちらでもなかったね。当時のカタルーニャ政府は亡命地にしか存在せず、首班になるなんてことも頭になかった。プロスポーツ選手として生計を立てることも、一度だって考えはしなかったよ。私はテニス、ペロータ、スキー、サイクリング、バレーボール、ハンドボール、バスケット、陸上競技……、あとは水泳、セーリングなども好きだった。最も取り組んでいたのはフットボールだったがね。

    ──あなたの家族にフットボールのファンはいましたか?

    M 無論だ。サバデルの祖父はバルサ、エスパニョール、サバデルのソシオ(クラブ会員)を同時に務めていた時期があったが、どれだけフットボール好きな人だったか分かるだろう。

     日曜日は食事のために彼の家へ出かけたが、その後には旧クレウ・アルタ(サバデルの元本拠地)に連れて行かれた。サバデルは当時1部に所属していたが、バルサが来ない限りは彼らを応援していたね。そして17歳のとき、祖父にバルサのソシオにしてもらったんだ。それから40年以上、彼らのソシオであり続けている。

    ──世代的にはヨハン・クライフがお気に入りの選手だったのでしょうか?

    M イエッサー。彼は私が崇拝の対象とした偉大なる選手であり、じつにスペクタクルだった。バルサのスタイルを進化させた人物だね。私はエレガントな選手たちを好んでいる。だから、まずクライフ、その次にラウドルップ、そして今はメッシのファンだ。

    ──クライフのバルサ到着は、40年にわたって独裁政権に支配されていたカタルーニャにおいて、一つの転換点になったと思いますが。

    M ヨハンはとても若くしてカタルーニャに到着したわけだが、自由の根付く国からやって来た。彼は成熟した民主主義、また寛容主義のあのオランダから、カタルーニャのピッチと社会に新風を送り込んだ。

     クライフがカタルーニャで起きていることについて、自身の考えをこう表現したことを覚えている。「国家が欲しいなら、手にすればいい。お上品に歩いているんじゃないよ」と、迷うことなく言い放ったのさ。

    カタルーニャ主義者にとってバルサはこれ以上ない名刺

    ──集会後に記者たちとロンドを行い、またマラカナンのピッチでシュートを打つあなたの姿も見受けられました。政治の人間でさえ、フットボールを前にすれば分別をなくしてしまうものでしょうか?

    M 私は政界に入る前からスポーツが好きだった……。一つ、逸話を語ろうか。私はビラサール・デ・マールで夏を過ごしていたが、15~16歳の頃にそこのフットサルチームの一員となったことがある。

     そして、そのチームの監督を務めていた人物が、ジョゼップ・ルイス・ヌニェスだったんだ。もちろん、彼がバルサ会長に就任する、ずっと前のことだよ。

    ──スペインの代表チームについて、愛でるような思い出はありますか?

    M 自分にとって、スペインは第一の代表チームではない。彼らに敵対することもないがね。私はカタルーニャ、バルサの選手が大勢いるときを主として、彼らのトーナメントでの勝利を願っていると常々公言してきた。しかしながらスペインに心を震わせたこと、特別な感情を覚えたことは一度だってない。

    ──つまり、あなたの家でスペイン代表のタイトル獲得を祝ったことはないのですね?

    M いくつかの決勝は目にしたことがあるが、それもフットボール自体への情熱のためだ。しかし彼らの成功をカバで乾杯したことはない。

    ──代表チームの成功は、スペインという国の誇りを、より強固にすることに役立つものでした。カタルーニャ民族主義者としては、それを怪訝な表情で眺めていたのでしょうか?

    M 怪訝には思わないし、かといって冷淡でもない。代表チームを完全に認めない、ということではないんだ。ただ単に情熱の対象ではないんだよ。

    ──カタルーニャ主義の成功における手がかりとして、グアルディオラが率いたバルサの勝利のサイクルから、何か政治的な解釈はしましたか? アスルグラナのクラブは、その数々の成功を通じて、何か政治的メッセージを伝えているのでしょうか?

    M バルサは政治的メッセージを伝えているわけじゃなく、私の理解においては一国のメッセージを伝えている。とどのつまり、彼らは党派主義の守護者というわけではないんだよ。

     ただ、この国の大使であるかと問われれば、返答はイエスだ。この世界において、我々カタルーニャは州都のバルセロナ、そしてカタルーニャ主義を守る側に立ってきた一つのフットボールクラブによって知られているのだからね。我々と同じ水準にある多くの国にとって、バルサは資産として喉から手が出るほどほしい存在だろう。

     小国の一つが、世界の筆頭とされるフットボールクラブを有しているのは、パラドックスとも言える。本来はイギリス、ドイツ、スペインがそうすべきなのだろうが、奇妙にも我々が、長期にわたってバルサを世界最高のクラブに君臨させ続けている。バルサは我々にとって、これ以上ない名刺であるはずだ。

    カンプノウで独立を象徴する旗群が掲げられるのは…

    ──カンプノウでエステラデス(カタルーニャ独立派のイデオロギーを象徴する旗群)が掲げられるのは、政治的なことではないのでしょうか?

    M ある人々にとっては心を痛め、苛立ちを感じ、罰する方法を模索するものであっても、エステラデスはその長い歴史において紆余曲折があった、カタルーニャらしさというものの表現の一つだ。現在のように温度が上がっている状況では、より情熱的かつ直接的な表明がなされている。

    ──ではバルサに対する処分について話しましょう。昨季(14/15シーズン)のチャンピオンズリーグ決勝で掲げられたエステラデスに関するUEFAの処分に、バルサが異議を唱えることはありませんでした。

    M 異議を唱えた、またはそうしなかったという彼らの決断について、意見を言うことを望みはしない。その決断によって、UEFAと良好な関係でいられることを願うだけだよ。私の勘違いかもしれないが、スペイン政府や公的な機関から、強力な圧力がかかったことは予想できるね。

    ──つまり、裏工作があることには同意すると?

    M ああ、同意するよ。

    ──バルサ前会長サンドロ・ロセイ、現会長ジョゼップ・マリア・バルトメウに対して懲役が求刑された、ネイマールの移籍オペレーションについても同様でしょうか?

    M “ネイマール事件”については、司法的な動きという点から見れば、このような性質の事件とはあまりにも不均衡なレベルまで達している。懲役という重大な刑罰を含めた嫌疑がかけられるなど、まったく釣り合いが取れていない。バルサはこのような件で、実際に何らかのミスを犯していた場合には、それを修正することを常としてきたはずだ。

    ──カタルーニャ民主集中(独立派の地域政党)創設者の息子だったサンドロ・ロセイが、バルサ会長職を辞したことには失望しましたか?

    M 失望はしていない。サンドロの受けた重圧は、耐えられるものではなかった。彼が苛まれたような状況において、重圧に耐え切れず身を引くことは誠実そのものだ。残れば、悪いようにしかならなかった。

    ──グローバリゼーションが進む中で、各国にとって重要なショーケースの一つと言えるのが、スポーツの代表チームです。カタルーニャがスコットランドやウェールズのように代表チームを有していれば、独立運動がここまで本格化することはなかったのでしょうか?

    M スペインが1978年の憲法制定の際に、多民族、多文化、多言語の国家と認めていたら、我々が現在のような場所に立っていることもなかったはずだ。どういうことかと言えば、鏡の前に立つスペインは自分のありのままを見る必要があるにもかかわらず、これまで何度も試みてきたように、その姿をもう一度歪曲してしまったんだよ。

     彼らは広い意味で、スペイン全体をスペインの一地域であるカスティージャ(スペイン中央部の地方)に似せてしまうことを目指した。全員のものを減らしてしまえば、アイデンティティーやメンタリティーの衝突が起こることになる。もし彼らがうまくやっていたならば、カタルーニャの社会における多数が、独自国家や独立に傾いていくことはなかっただろう。

    スペイン国歌とアイデンティティーを一致させることができない人々

    ──そのような話で言えば、独立主義はその範疇を超えて、スペイン国歌に指笛を吹くといった反スペイン主義的なことをすべきではないと考えられますが?

    M 異なることを結び付ける必要はない。私は独立の声が高まる前にもコパ・デル・レイ決勝に立ち会ったが、耳をつんざくようなブーイングはその頃から存在していた。

     この一件が独立云々に関係なく生じていることは、すでに理解されているはずだ。スペイン国歌とアイデンティティーを一致させることができない、多くの人々が存在している。これは感情の問題であって、それに対しては何かを命じることなどできないんだよ。

     レアル・マドリーの試合ではマドリー州ではなく、スペインの国旗がなびいているだろう。カタルーニャにいる我々が、スペインとアイデンティティーをともにする彼らに憤りを感じると思うかい?

     その答えは、感情に対して敬意を持つ限りノーだ。ある表現がスペインの象徴と矛盾するとしたら、それは独立のプロセスによって生じたのではなく、歴史に由来するものだ
    よ。

    ──感情への敬意について口にしましたが……。あなたがコパ決勝でスペイン国歌にブーイングが浴びせられているときに見せた仕種は、人の感情を逆撫でし得るという理解もありますか?

    M 私の仕種については、過剰な形で解釈されてしまった。自分は笑ってなどおらず、せいぜい微笑を浮かべただけだよ。スペイン国歌を馬鹿になどしていないし、これまで何度も敬意を持ちながらそれを耳にしてきた。

     単純に、滑稽な状況を愉快に感じてしまっただけだ。国歌へのブーイングがあれば試合を延期にするとわめき、脅していたにもかかわらず、それが結果として指笛の強さを倍にしてしまったことにね。この一件で生じたことは、あのような事態を回避できなかった一国家の滑稽さにほかならない。

     けれども、私に笑う考えがあったわけではないんだ。指笛は吹かれない方がずっと良い。侮辱などない方がずっと良い。9N(2014年11月9日にカタルーニャで行われた独立を問う住民投票)も、私を刑事告訴することなく投票箱を置かせてくれたら、ずっと良かった。

     しかし、この一件については、スポーツにおいて起こったことと受け止めなければならないし、もしベルナベウでカタルーニャ自治州歌が流れたら、それはもう凄まじいブーイングがあることも、我々は完璧に理解している。

     カタルーニャ自治州歌に喝采を浴びせられる可能性が、どんなにわずかでも存在すると言うのかい? いや、我々が滑稽になることなどないよ。私はマドリーで、フランス国歌に対してブーイングがあったことも記憶している……。

    リーガエスパニョーラはバルサを必要としている

    ──独立が成し遂げられた場合、カタルーニャのクラブはどこでプレーすることになるのでしょうか? リーガはバルサ対マドリーという最大の資本をあきらめると思いますか?

    M そうは思えないね。常識的に考えて、未来には欧州リーグが存在しているはずだ。フットボールがその興行性を強めていくならば、今現在のチャンピオンズリーグがレギュラーリーグになることは自然な流れだろう。毎週にわたってスペクタクルを提供できる大会の出現がね。

     まあ、そのような地点までたどり着かないことも考えたとしよう。一体、誰がバルサのようなチームを自リーグに属させることをあきらめる? なぜ断念しなければならない? 憤りに任せて? フットボールが好きならば、なぜ自分のリーグの世界最高のチームを手放せる?

     これは双方の利益の一致によって、完全に解決できるテーマだと認知しているよ。バルサとそのほかのカタルーニャのクラブはリーガエスパニョーラ、理想的には欧州リーグで競争することに関心がある。そしてLFP(スペインプロリーグ機構)は、パンを食べるかのごとくバルサの存在を必要としているわけだ。クラシコを手放すなど、私には考えられない。

    ──カタルーニャのスポーツ選手が、同地の自決権に賛同しながらもスペイン代表を守り続けていることは、多くの人々に一貫性がないと見られています。そのことは理解できますか?

    M スペイン代表のケースは特殊かもしれない。スペインのフットボールを一括りで代表
    しているわけだからね。しかし、カタルーニャが国家となった場合には当然カタルーニャ代表が生まれることになり、スペイン代表とも対戦することになれば、各選手はどちらでプレーするかを選ぶ必要に迫られる。

     私の考えでは、カタルーニャが独立含め国家となることにたどり着く場合、欧州の環境下においてカタルーニャ人には二重国籍が提供されなければならない。そう考えるのは、深く結び付いているところを、わざわざ解く必要がないためだ。

     一つの代表チームを選択すれば、ほかでプレーできないのは当然だよ。そこで各選手は、どちらが自分のチームかを選択することになる。しかしながら代表チームと、最高の資産を用意すべきリーグはまた別の問題となる。

     私は欧州統合プロジェクトを支持する一人だ。根本的なテーマの取り扱いや、民族地図を再構成する上で、政治権力がより集中化した欧州は、私の好みにかなっている。アメリカのような組織を構築できる形がね。

     バルサ、マドリーも確実に含まれであろう、ハイレベルな欧州20チームによるリーグ創設を自分が想像しているのは、おそらく、そのためだ。そうならない限りは道理にかなった振る舞いを見せるべきであり、互いの利益が一致しているリーガで共存しなければならない。

    独立派の議員候補になったジョゼップ・グアルディオラ

    ──あなたが推し進める独立のプロセスについて、フットボールから類推すれば審判を加えた方が良いのではないでしょうか?

    M 最後の勝負所を迎える際には、とても望ましいことだろう。とはいえ、まずはカタルーニャにおいて、多数の人々が独立に賛成しているかどうかを知る必要がある。自分たち自身にも厳しくなくてはいけないし、投票箱に十分な票数が入ることは、まだ示せていないんだよ。

     結局のところ、我々は不適切な手段を講じることになる。最善ではないながらも、唯一の合法的な手段をね。27-Sで、独立を望む人々が多数と見なすことができれば、我々は行動を起こす。そして交渉の席に着くときにこそ、審判が必要となるわけだ。

     自分が寂しく思うのは、スコットランドのような国が行動に出た際、外部の審判を必要としなかったことだ。そこにはフェアプレーが存在していた。私はスペインに、それがないことをとても恐れている……。

    ──少し突っ込みますが、そのときにはどのような審判を考慮に入れることができますか?

    M 誰もがドイツのことを口にするが、絶対に彼らであるべき、というわけでもない。それが君主国であるとしても、私は反対しないよ。スペインにおいては、権力が相当に限られているものだとしてもね。

    M それは一つの決勝だが、最後の試合ではない。27-Sの後に独立派が過半数の議席を獲得したとすれば、決勝はカタルーニャ憲法の草稿及び、それに関する住民投票の後に行われる。

    ──フットボールはときとして、勝利を手にするだけではなく、良いプレーによって勝つものであるとも扱われます。そして27-Sも、議席数を確保することと、得票数を得ることは同じではありません……。これについては、どのような意見をお持ちですか?

    M 我々は議席数を数えていく。それ以上の手段は存在しないからね。選挙という形を取ることで、規定は明確に存在している。議席数で過半数を確保しながら、得票数ではそうならない場合、よりゆっくりと独立のプロセスを踏んでいくことになるだろう。一方、どちらでも過半数を超えるならば、自分たちが独立のプロセスを開始し、それを終わらせる用意が整ったと世に示すことになる。

    ──グアルディオラは、どのようにしてジュンツ・ペル・シ(独立派の政党連合)の議員候補に名を連ねたのでしょうか?

    M ペップにはこのデモクラシーのプロセスを後押しする心構えがあったし、真実の瞬間がついに訪れたというわけだ。彼は旗ふり役の一人として候補に名を連ねることを提案され、それを受け入れてくれた。ペップは決定的な時期を迎えた自分の国を助けるため、彼個人の不自由ないポジションを捨て去る覚悟をしている。しなくてもいいことなのだから、私は感謝をしているよ。

    バルサが一変させたソシオのメンタリティー

    ──デル・ボスケも「カタルーニャ人には、自立を主張する権利がある」と口にしたことがあります。

    M 私は高く評価したい。ペップ同様に、そんなことをする必要もないのだからね。スペインにおいて、そう語ることがなかったために、批判に晒されるということはない。反対に言葉にしてしまえば、非難殺到となる可能性がある。

     彼はカタルーニャがスペインから去ることを絶対に望んでいないはずだが、我々が唯一欲しているデモクラシーの気質を表現してくれた。ということで、シャポー(フランス語で敬服の意。スペインでもよく使われる表現)だ。

    ──独立のプロセスは、ペップ時代のあのバルサ対サントスのようです。つまり中央に多くの人々が集中しており、極端にいる人々はわずか。上流階級や労働者の地域のバルコニーでは、エステラデスよりスペイン国旗の方が掲げられているように思えます。

    M その意見には同意するよ。理想的なことを言えば、そうあるべきではない。カタルーニャの独立は我々が囲っている多数の人々のほか、そのような地域にも多くの人々がいるからこそ成功するものだ。実際にそうなるのかは、明白ではないがね。しかし結局、国は中流階級の人々が多い程、成長の伸び代を手にすることになる。ただ、もう一つ類推させてもらいたいのだが……。

    ──エンダバント(カタルーニャ語でどうぞ、前への意)。

    M バルサは苦しみに喘いできた、生来の悲観主義者であるソシオのメンタリティーを、ここ数年で一変させた。その哲学に忠実であり続け、結果を手にした彼らは、その信奉者に自信すら与えたんだ。カタルーニャで起こっていることはそれと同じで、人々はやってみる価値があると活気に満ち溢れているんだよ。

    ──フットボールで言えば、あなたはスター選手のようにある人間からは批判を受け、ある人間からは称賛の的となっています。それでいて、デュラン・イ・リェイダ(カタルーニャ民主連合党首でマスと敵対)のような難しい控えがいるベンチを取り仕切る監督のようでもあり、また会長のようにジュンツ・ペル・シに重要な選手を獲得していますね。最も消耗が激しいのは、どの役割でしょうか?

    M 私が務めているのは、唯一言及されていなかったキャプテンの役割だよ。自分はピッチ上で最初に打撃を受ける人物であり、その後にも痛め付けられている。だが、私はチームを統率する責任を背負っており、そうあるのは当たり前のことなんだ。

    フットボールと政治は切り離すことができるか

    ──私たちが話しているのは、マスという人物が受けるバロナッソ(ボールによって受ける打撃の意)のことであり、ペロタッソ(同様の意味だが、合法かどうか疑わしい取引という意も含まれる)ではありませんね。では、あなたは内務省の次に、この質問に答えられる人だと思いますが、今から27-Sまでに我々が何か卑劣な手を耳にする可能性はありますか?

    M 誰かが、再び汚い戦争を勃発させる可能性は十分にある。その主張が通らないと悟って、情報を錯乱させたり虚偽の情報を流して混乱を引き起こすといった、身体をぶつけてくる行為に及ぶことがね。フットボールをプレーすることを知らず、足を壊そうとする粗暴な選手と一緒だ。

    ──あなたはレガースを使用していますか?

    M 付けているよ。とはいえ私が期待するのは、公衆がそのような汚い選手が良いフットボーラーではないと気付き、その是非を問うことだ。

    ──バルセロナ元会長であり政治家となったジョアン・ラポルタについては、何を語っていただけますか? 議員候補に含めるより、飲み仲間である方がふさわしい人物なのでしょうか?

    M (笑)。まあ、ラポルタとはバルセロナ市議会やカタルーニャ州議会で、多くのことを協力し合ってきた。彼はいつだって自分の支えとなってくれたし、私には感謝の気持ちがある。議会候補にその名を含めることは考慮されなかったが、それでも我々を後押ししてくれると確信しているよ。

     彼は根を詰めて働くことを常とする人間だからね。他方、皆が知っているように、ジャン(ラポルタ)とパーティーに行くことは、一つの経験となるものだ……。それがどういうものかという形容はしないが、一括りに経験だ。

    ──可能であれば、フットボールと政治は切り離されるべきでしょうか?

    M 可能だし、そうでなくてはいけない。それは国家、愛国心、アイデンティティーの感情を切り離すこととは、また別の話だ。私の考えにおいては、党派主義の闘争や論争、そして政治をフットボールと混ぜ合わせることがあってはならない。

    (取材・文:アイトール・ラグーナス、ルジェー・シュリアク【バルセロナ/パネンカ】、前文・翻訳・構成:江間慎一郎【マドリード】)



    (出典 news.nicovideo.jp)

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    ジダン監督、レアルでの指揮100試合到達へ…99戦でわずか8敗  勝率が凄い!!



    レアル・マドリードで100試合目の指揮を迎えるジダン監督(中央) [写真]=Real Madrid via Getty Images
    サッカーキング

     14日に行われるリーガ・エスパニョーラ第8節で、レアル・マドリードは日本代表MF柴崎岳が所属するヘタフェとのアウェイゲームに臨む。同試合で、ジネディーヌ・ジダン監督が通算100試合目の指揮に到達する。レアル・マドリード公式HPが伝えた。

     2016年1月からレアル・マドリードの指揮を執っているジダン監督。チャンピオンズリーグ(CL)連覇と昨シーズンのリーガ・エスパニョーラ制覇、FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016での優勝と、輝かしい実績を残してきた。

     クラブ公式HPによると、ジダン監督は14日のヘタフェ戦で100試合目の指揮を執ることとなる。過去99試合ではわずか8敗しか喫しておらず、勝率は75パーセントに達するという。

     昨年4月から今年1月にかけて、公式戦40試合連続無敗と73試合連続得点という2つのスペイン記録も樹立したレアル・マドリード。ジダン監督が節目を迎える一戦、敵地でしっかりと勝利を収めることができるだろうか。



    (出典 news.nicovideo.jp)

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    アルカセルとA・ゴメスが今冬バルサ退団へ…移籍先候補はプレミアか !?



    アルカセル(画像左)とA・ゴメス(画像右)にはプレミアのクラブが関心を持っている [写真]=Getty Images
    サッカーキング

     バルセロナに所属するスペイン代表FWパコ・アルカセルとポルトガル代表MFアンドレ・ゴメスが、冬の移籍市場が開幕する2018年1月にチームを退団する見通しのようだ。13日付のスペイン紙『マルカ』が報じている。

     アルカセルとA・ゴメスの両者は、今シーズン好調なチーム状況の中で満足な出場機会を得られていない。アルカセルは今季のリーガ・エスパニョーラ2試合、A・ゴメスは3試合の出場に留まっている。そんな2人は、今季からバルセロナの指揮を執るエルネスト・バルベルデ監督のプランには含まれておらず、今冬にチームを離れる可能性が高いという。

     アルカセルの移籍先として名前が挙がっているクラブが、日本代表DF吉田麻也が所属するサウサンプトンだという。サウサンプトンのマウリシオ・ペジェグリーノ監督は、今季のプレミアリーグ7試合で5得点しか取れていない攻撃陣に不満を持っており、アルカセルに注目した模様だ。

     A・ゴメスにはトッテナムが関心を持っているという。トッテナムは以前、A・ゴメス獲得のために3500万ユーロ(約46億円)でのオファーを提示したものの、バルセロナに断られていた。トッテナムは中盤を強化するためのオプションとしてA・ゴメスを獲得したいと考えており、1月に再び獲得に動くようだ。



    (出典 news.nicovideo.jp)

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    クロップ監督、自身のチーム作りは「正しい方向に向かっている」 



    不安定な守備陣などが批判の的となっているクロップ監督 [写真]=Getty Images
    サッカーキング

     リヴァプールの指揮官を務めるユルゲン・クロップ監督が、自身への批判と次節のマンチェスター・U戦についてコメントを残した。13日付のイギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

     現在、リヴァプールはプレミアリーグ第7節を終えた時点で勝ち点「12」の7位につけている。攻撃陣が好調な半面、ここまでのリーグ戦では12失点を喫している守備陣が度々批判の対象となっている。

     しかし、クロップ監督は自身のチーム作りに疑問を持ったことはないという。同監督は「今私を解任したとしても、私より優れた代わりの監督を見つけてくることは困難だと思う。私は完璧な人間ではないが、現状に対して最善を尽くしているつもりだ。現在のチームは成功するための正しい方向に向かっていると確信している」とコメントしている。

     続けてクロップ監督は、次節のマンチェスター・U戦についても言及。「確かにマンチェスター・Uとの対戦はダービーと呼ばれるにふさわしいだろう。しかし、今のプレミアリーグには多くの強豪チームが存在している。私の仕事は相手に関係なく、チームが勝利するように導くことだ。」と語り、対戦相手に関係なく勝利を目指しているという自身の考えを明かした。

     プレミアリーグ第8節リヴァプール対マンチェスター・Uの試合は、14日にリヴァプールの本拠地アンフィールドで行われる。



    (出典 news.nicovideo.jp)

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    ベンゲルは極秘情報を知っている!? 教え子の“大統領就任”を誤って祝福するミスが話題に 



    フットボールゾーンウェブ
    Football ZONE web
    リベリア大統領選に出馬したウェア氏 開票結果が確定していないなかでベンゲル監督が“当選発表”

     

     アーセナルのアーセン・ベンゲル監督は、モナコ監督時代の教え子で「リベリアの怪人」と呼ばれた伝説的FWジョージ・ウェア氏のリベリア大統領選当選を、記者会見で間違って祝福するミスを犯して話題になっている。英公共放送「BBC」が報じた。

     

    「私は指導した元選手の一人がリベリア大統領となったことを祝福したい」「教え子が大統領になることなんて頻繁には起こらないからね」と、ベンゲル監督は語ったという。

     

     ウェア氏は1990年代に、モナコでベンゲル監督と師弟関係を築いた。1995年にバロンドールを受賞し、黄金時代のACミランでも活躍した。

     

     ウェア氏は10日に投票が行われた大統領選挙の候補者20人の一人だが、まだ開票結果は発表されていない。

     

     記事では「ウェア氏勝利の誤報はソーシャルメディア上で飛び交っているが、なぜベンゲルが彼の勝利を信じたのか明確ではない」と指摘。誤った情報を信じて当選したと認識したのか、それとも愛弟子から極秘情報をゲットしていたのか。ベンゲル監督の“ウェア大統領就任発表”もまた、波紋を広げることになった。

     

    【了】

     

    フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

     

    ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images



    (出典 news.nicovideo.jp)

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