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 現役時代マンチェスター・Uなどでプレーした元アイルランド代表MFロイ・キーン氏が、歴史的な大敗を喫した古巣の選手たちの態度に苦言を呈した。5日、イギリスメディアスカイスポーツ』が伝えている。

 プレミアリーグ第26節が5日に行われ、マンチェスター・Uはアウェイリヴァプールと対戦。43分に先制点を許すと、後半には大量6失点を喫し、0-7で大敗した。データサイト『OPTA』によると、1931年12月のウルヴァーハンプトン戦、1930年12月アストン・ヴィラ戦、1926年4月のブラックバーン戦以来となるマンチェスター・U史上最悪タイの大敗となった。

 この歴史的な大敗を受け、キーン氏は試合後、「これがマンチェスター・Uに関して常に警戒していたことだった。先週彼らはカップ戦(カラバオ・カップ)を制し、多くの祝福を受けた。もちろん、それを恨むことなどない。しかし、彼らはウェストハム戦でサーカスが戻ってきたように歓迎された。私は選手として警戒していた。夢中になりすぎないことに目を光らせていた。この試合が何を意味するかは知っていたからね」と語りながら、マンチェスター・Uに所属する選手たちの姿勢に不満を口にした。

「今日、選手たちが後半に出てきて、笑ったり冗談を言ったりしているのを見た。彼らはアンフィールドで0-1で負けているのに、スタッフやGKコーチらと笑っていたんだ。そんな馬鹿げたことを見るのは好きではない。監督やベテランの選手たちはそういったことに目を光らせなければならない。この間のウェストハム戦でも同じだった。これは深刻な問題だ」

 そして、キーン氏は「彼らはいくつかの非常にいい結果を残している」と今シーズンパフォーマンスには賛辞を送りつつ、「最高の状態にはまだ戻っていない」ことも強調。リヴァプール戦で多くの選手たちがクラブを失望させたと主張しながら、9日に行われるヨーロッパリーグ・決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)ファーストレグのベティス戦に向けて立ち直るしかないと語った。

「3点か4点差になった時に負けを認めてしまった。監督は交代をしようとしていたが、あの開き直り方はタオルを投げ入れたようなものだった。選手にとっては本当に恥ずべきことだ。ここから何ができるだろう? それが試合だ。彼らは立ち直らなければならないし、週の半ばにはヨーロッパでの大きな試合がある」

大敗を喫したマンチェスター・U [写真]=Getty Images


(出典 news.nicovideo.jp)