トッテナムのクラブ歴代最多得点者となったイングランド代表FWハリー・ケイン(29)が、多くのホームサポーターの前で偉業達成の喜びを噛みしめた。
トッテナムのアカデミー出身のケインは、2013–14シーズンのトップチーム定着以降、通算3度のプレミアリーグ得点王に輝くなど、絶対的なエースストライカーに君臨。
そして、5日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われたプレミアリーグ第22節のマンチェスター・シティ戦ではチームを1-0の勝利に導く決勝点を記録。これでクラブ通算得点数を267ゴールとした同選手は、ジミー・グリーブス氏を抜きクラブ歴代最多得点者となった。
同試合後のピッチでイギリス『スカイ・スポーツ』のポストマッチインタビューを受けたケインは、ホームサポーターの前で偉業達成への思いを語った。
「言葉にするのは難しいけど、魔法のような瞬間だったよ。とにかく、勝つために必死だったし、どうしても勝ちたかったんだ」
「1-0でリードしたあとは、クリーンシートをキープし、ホームのファンの前でそれを達成できたことは決して忘れられないよ」
「特に、ホームでファンの前にいると、ここ数週間はこのことについて多くのことが語られてきた。そして、世界最高峰のチームとの大一番でそれを成し遂げられたのは、特別な気分だよ」
さらに、一昨年に逝去した前最多得点者であるグリーブス氏への敬意を改めて語る。
「完璧なヒーローであり、このゲームをプレーした最高のストライカーの1人だから、その偉大な記録に並んだこと自体特別な気分だったよ。そして、彼の記録を塗り替えることができた。彼の家族が見てくれていると確信しているし、誇りに思ってくれると感じているよ。とにかく本当に良い夜になったね」
シティ戦のゴールはケインにとってクラブ歴代最多得点と共に、プレミアリーグ通算200ゴール目のメモリアルゴールとなった。そして、今後はウェイン・ルーニーの208ゴール、アラン・シアラーの260ゴールを更新することが期待される。
「最高の気分だよ。8、9年前にレギュラーでプレーし始めたとき、プレミアリーグで200ゴールを決めるなんて想像もしていなかったから、今そこにいることはただただエキサイティングだよ。あと何年も残っているし、できればあと数年は続けたいね」
「ティム・シャーウッドが僕に初先発のチャンスをくれたとき、当時の僕は良い印象を与え、ゴールすることに必死だった。それは始まりに過ぎなかった。その後はマウリシオ(・ポチェッティーノ)との試合とすべてのコーチとの間で多くのハードワークをこなしてきた。それだけに、また格別な気分だよ」
最後に、ケインは自身の2つの偉業達成に際して、家族や友人、サポーターへの感謝を改めて伝えた。
「ここにいるすべてのファン、そして僕のキャリアを通じて支えてくれたホームのファンに感謝したいと思う」
「妻のケイト、子供たち、家族、友人、そしてここにいるチームメイトに感謝するよ。同時に過去のチームメイト、コーチ、キャリアのこの瞬間に到達するのを助けてくれたすべての人に、心から感謝を伝えたい」
「今年はまだやることがたくさんある。これからも僕らのサポートを続けてほしい。そして、僕らがどこに到達できるのか、一緒に見てみよう」

(出典 news.nicovideo.jp)
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