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ラ・リーガ第20節、バルセロナvsセビージャが5日にカンプ・ノウで行われ、ホームバルセロナが3-0で快勝した。

首位のバルセロナは前節、ジローナとのカタルーニャ自治州ダービーにウノセロ勝利。さらに、第17節延期分のベティス戦ではハフィーニャと3試合のサスペンションから復帰した主砲レヴァンドフスキゴールで2-1の勝利。公式戦9連勝と共に50ポイント到達で前半戦を締めくくった。

そのベティス戦から中3日でのホームゲームでは直近のラ・リーガ連勝で復調気配を見せる13位のセビージャと対戦。チャビ監督はバルデに代えてジョルディ・アルバを起用した以外、同じスタメンを継続した。

[5-4-1]の後ろ重心の布陣で臨んだセビージャを立ち上がりから自陣に押し込むバルセロナ。しかし、開始直後にはブスケッツが足を痛めてしまい、8分にケシエを緊急投入するアクシデントに見舞われた。

以降は自陣に引きこもるアウェイチームに対してハーフコートゲームを展開するバルセロナ。ボックス内になかなか良い形でボールを送り込めない中、ミドルレンジからのシュートでジャブを打っていく。

そういった流れの中で17分にはガビのヘディングパスに抜け出したレヴァンドフスキゴール右に持ち込んでシュートを放つが、ここはうまくDFにコースを限定されてGKボノの好守に遭う。さらに、26分にはボックス手前で一瞬フリーとなったレヴァンドフスキが強烈なミドルシュートを枠の左隅へ飛ばすが、これもボノの見事なパラドンに阻まれた。

前半終盤にかけてはセビージャカウンターを仕掛ける場面を作り出し、やや試合はオープンとなり始めたが、バルセロナの堅守を前に決定機まで持ち込めず。試合はゴールレスでの折り返しとなった。

迎えた後半、先に動いたのは劣勢のセビージャ。オリベル・トーレスとエン=ネシリを下げてラメラとブライアン・ヒルを同時投入。これにより、ラキティッチが最前線に入る形となった。

後半も引き続き我慢比べの展開が続く中、バルセロナサイドを起点に内と外の出し入れ、浮き球パスを使った3人目の動き出しなど多彩な仕掛けで攻略を図る。

すると58分、クリステンセンの浮き球パスをボックス中央で収めたハフィーニャの短い落としに反応したケシエが、DF3枚に囲まれながらも右足アウトを使った絶妙なショートパスをボックス左へ走り込むアルバに通すと、スペイン代表DFは冷静にゴール右下隅へ流し込んだ。

ケシエの技ありアシストからアルバに今季初ゴールが生まれたバルセロナは、ビハインドを負った相手が前に出てきたことで、ここからよりストレスなくプレーできるようになる。

そして、70分には右サイドで背後を狙うハフィーニャへクンデの縦パスが通ると、ボックス右でキープしたブラジル代表FWが絶妙な折り返しを供給。レヴァンドフスキがニアへのランニングでDFを引っ張った背後にドフリーで飛び込んだガビが難なく押し込み、アルバに続く今季リーグ戦初ゴールとした。

この2点目で勝利に大きく近づいたバルセロナだが、前回対戦同様に畳みかける攻めで3点目を奪い切った。79分、波状攻撃からフレンキー・デ・ヨングの絶妙な浮き球パスに反応したアルバがボックス左に侵入し、完璧なクロスを供給。これをゴール前に飛び込んだハフィーニャがワンタッチで流し込んだ。

これで試合を決めたホームチームは、殊勲のガビ、アルバ、ハフィーニャをベンチに下げてマルコス・アロンソや、フェラン・トーレスらを投入し、試合をクローズにかかる。

そして、セビージャの反撃をシュート2本に抑え込んだチャビチームが、3-0のスコアで完勝。公式戦10連勝を達成すると共に、マジョルカ相手に敗戦した2位のレアル・マドリーとの勝ち点差を「8」に広げた。

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(出典 news.nicovideo.jp)