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 ラ・リーガ第17節延期分が2日に行われ、レアル・マドリードバレンシアが対戦した。

 スーペルコパ・デ・エスパーニャの開催に伴い、同大会に出場していた4クラブは第17節が延期となっていた。前日に行われた一戦では、首位を走るバルセロナがベティスに2-1と勝利。2位のレアル・マドリードは1試合少ない状況ながら、バルセロナとの勝ち点差を「8」に広げられてこの試合に臨むこととなった。一方、バレンシアは勝ち点「20」と苦しい戦いを強いられており、降格圏の18位カディスとは勝ち点差「1」となっている。

 レアル・マドリードは前回開催の第19節レアル・ソシエダ戦から2名を変更。ルカ・モドリッチが先発に復帰し、マルコ・アセンシオは今季のラ・リーガで4試合目のスタメンに名を連ねた。ケガ人が続出しているサイドバックレアル・ソシエダ戦と同じ組み合わせとなり、右にナチョ・フェルナンデス、左にエドゥアルド・カマヴィンガが入ることに。負傷離脱を強いられていたダニエル・カルバハルとオーレリアン・チュアメニがベンチメンバーに戻り、ラ・リーガで14シーズン負けがない本拠地『サンティアゴ・ベルナベウ』でのバレンシア戦に臨む。一方、バレンシアは前回開催の第19節バジャドリード戦から4名を入れ替え。ホセ・ルイス・ガヤやエディンソン・カバーニらの主力が先発に入った。

 試合は開始早々にレアル・マドリードビッグチャンスを作り出す。3分、敵陣でルーズボールを拾ったモドリッチが相手DFの門を通すスルーパスを供給。抜け出したアセンシオがフリーでペナルティエリアに侵入したものの、右足から放たれたシュートはGKギオルギ・ママルダシュビリに阻まれた。

 その後もレアル・マドリードシュートチャンスを増やしていくと、前半アディショナルタイムにはセットプレーからゴールネットを揺らす。左コーナーキックからアントニオ・リュディガーがヘディンシュートを沈めたものの、ペナルティエリア内でカリム・ベンゼマファウルがあったと判定され、得点は認められなかった。前半はこのままスコアレスで終了している。

 後半に入ると立ち上がりに試合が動く。52分、トニ・クローススルーパスからヴィニシウス・ジュニオールが左サイドを突破。グラウンダーのクロスボールは合わなかったものの、このボールを追いかけたベンゼマが右サイド深い位置でボールを拾う。時間を作ってマイナスへと渡すと、ボールを受けたアセンシオはペナルティエリア手前から迷わずに左足を振り抜いた。豪快な一振りから強烈なミドルシュートを叩き込み、レアル・マドリードが先手を取っている。

 直後の54分には再びヴィニシウスがゴールに迫る。ベンゼマからのスルーパスで左サイドを抜け出すと、そのまま独走して自らゴールネットを揺らした。後半の立ち上がり、レアル・マドリードが立て続けに2ゴールを挙げている。

 対するバレンシアは67分、コーナーキックのこぼれ球を拾ったガヤが中央へ繋ぐと、マルコス・アンドレがワントラップからジャンピングボレーを放つ。シュートはわずかに枠を外れた。72分にはヴィニシウスの突破をファウルで止めたガブリエウ・パウリスタにレッドカードが提示。足を蹴り飛ばすような形で一発退場となり、バレンシアは1人少ない中での戦いを強いられることとなった。

 試合はこのままタイムアップレアル・マドリードは前回開催のレアル・ソシエダ戦をスコアレスドローで終えていたため、ラ・リーガ2試合ぶりの白星に。コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)も含めた公式戦5試合中4試合で勝利を飾ることとなった。一方、バレンシアは公式戦3連敗となっている。

 レアル・マドリードの次戦は5日に予定されており、中2日で第20節の敵地開催マジョルカ戦に臨む。一方、バレンシアも同じく5日、敵地で第20節のジローナ戦が予定されている。

スコア
レアル・マドリード 2-0 バレンシア

【得点者】
1-0 52分 マルコ・アセンシオ(レアル・マドリード
2-0 54分 ヴィニシウス・ジュニオールレアル・マドリード

レアル・マドリードがホームで完勝 [写真]=Getty Images


(出典 news.nicovideo.jp)