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 プレミアリーグ第17節が26日に行われ、アーセナルウェストハムが対戦した。

 今シーズンの開幕から好調を維持しているアーセナルは、首位でFIFAワールドカップカタール2022の中断期間に突入。2003-04シーズン以来、19シーズンぶりの優勝に向けて走り出す後半戦の幕が上がる。一方、ウェストハムは昨シーズンを7位で終え、今季のヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)出場権を獲得。だが、今季は序盤から苦戦を強いられ、現在は16位と降格争いに巻き込まれている。まずは1桁順位への浮上を目指し、再会後のリーグ初戦を迎える。

 アーセナルはW杯のメンバーに選出されていた7名の選手がスタメン入り。ブカヨ・サカ、グラニト・ジャカ、ウィリアン・サリバらが先発に名を連ねた。冨安健洋はコンディションの問題もあってメンバー外に。ガブリエウ・ジェズスを負傷で欠く最前線にはエディ・エンケティアが起用された。一方、ウェストハムはW杯でも活躍していたデクラン・ライスルーカス・パケタらが先発入りしている。

 試合は序盤からアーセナルが押し込む展開となると、5分にはルーズボールを回収したところからマルティン・ウーデゴーアがスルーパスを送る。抜け出したエンケティアヒールで落とすと、最後はサカが右足でフィニッシュを沈めた。アーセナルが幸先良く先制したかに思えたが、ウーデゴーアのスルーパスを触ったサカのポジションオフサイドだったため、得点は認められなかった。

 その後もアーセナルは多彩な攻撃を続けたが、24分にウェストハムがビッグチャンスを創出。自陣右サイドボールを持ったヴラディミル・コーファルが前線に送ると、マイケルアントニオが前線でボールを収める。パスを受けたジャロッド・ボーウェンがペナルティエリアに侵入すると、サリバに倒されてPKを獲得した。このPKをサイード・ベンラーマが落ち着いて決め、ウェストハムが先手を取っている。

 1点ビハインドとなったアーセナルは前半のうちに同点ゴールは挙げられず、ウェストハムの1点リードハーフタイムに突入。後半の立ち上がり、アーセナルの“主将”がチャンスを作り出す。敵陣右サイドからカットインしたウーデゴーアが左足を振り抜くと、グラウンダーのボールはサカの元へ。オフサイドにかからずにGKと1対1のチャンスを迎えると、左足で落ち着いて仕留めた。アーセナルが同点ゴールを記録している。

 勢いを取り戻したアーセナルは58分、敵陣でサカがクリアボールを収めると、直後にパスを受けたウーデゴーアがペナルティエリア手前のジャカへと繋ぐ。ジャカはワントラップから左のガブリエウ・マルティネッリに預けると、縦突破からの左足シュートでニアサイドを撃ち抜き、アーセナルが逆転に成功した。

 その後もアーセナルが試合の主導権を握ると、69分には高い位置を取っていたベン・ホワイト対峙する相手をかわし、ウーデゴーアを使う。ダイレクトでのパスが送られると、ペナルティエリア内で待っていたエンケティアは巧みなターンで前を向き、右足でゴールネットを揺らした。今季のプレミアリーグ初スタメンとなった一戦でエンケティアが結果を残し、アーセナルリードを広げた。

 試合はこのままタイムアップを迎えた。アーセナルが中断明けの初戦で白星を飾り、首位の座を維持。サカ、マルティネッリの両WGに加え、ジェズスに代わって起用されたエンケティアプレミアリーグゴールを奪い、良い形でシーズン後半戦のスタートを切った。一方、ウェストハムは苦しいリーグ4連敗となっている。

 次節、アーセナルは31日に三笘薫が所属しているブライトンと敵地で対戦する。一方、ウェストハムは30日にブレンフォードホームに迎える。

スコア
アーセナル 3-1 ウェストハム

【得点者】
0-1 27分 サイード・ベンラーマ(PK/ウェストハム)
1-1 53分 ブカヨ・サカ(アーセナル
2-1 58分 ガブリエウ・マルティネッリ(アーセナル
3-1 69分 エディ・エンケティアアーセナル

ジェズスに代わってスタメン起用のエンケティアが早速ゴール [写真]=Getty Images


(出典 news.nicovideo.jp)