カタールワールドカップ日本代表は、またもベスト8入りは果たせなかった。グループステージ初戦ではドイツを、さらに3戦目ではスペインという優勝経験国を破り、一躍、ダークホースとして注目を集めていたものの、決勝トーナメント1回戦でクロアチアの前にPK戦の末に敗れ、大会を去ることとなった。

 センセーショナルな勝利を挙げた一方で、主導権を握る戦いなどの今後へのさまざまな課題も見つかったカタールでの戦い。4年前から掲げられていた目標に辿り着けず、選手、ファンにとってはやはり口惜しさが残る大会となった。


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 だが敗退決定後も、海外メディアでは日本代表のトピックが途切れることは無く、多くの称賛が伝えられている。

 米ニュースチャンネルCNN』では、日本代表の特集記事を配信しており、W杯での日本の戦いを振り返るとともに、大会序盤から話題となった日本サポーターの清掃活動も取り上げている。

 同メディアは「2022年カタール大会が始まった当初、日本がドイツに2-1で逆転勝利したことで、この大会がヨーロッパと南米以外の大陸のサッカーの強さを示す大会になるという考えが定着した」と劇的勝利を高く評価。さらには「日本はクロアチアに敗れワールドカップに別れを告げた。しかし、チームファンは忘れられない思い出を残し、カタールと世界の観衆から称賛を浴びたのだ」と称えている。


 さらに「日本はワールドカップで準々決勝に進めず、2002年2010年2018年のようにラウンドオブ16で敗退したかもしれないが、リツ・ドウアン、ジュンヤ・イトウワタルエンドウ、ダイゼン・マエダといった面々がその評判を高めている」と指摘。

 また対戦したクロアチア代表MFロブロ・マイェルによる「彼らはこの大会に値するし、自分たちのクオリティーを示した」と語った日本代表へのメッセージも掲載している。

 さらに「サムライブルードラマと議論と礼儀をもたらした一方で、日本のファンもまた、2022年カタール大会で良い雰囲気を作り出すために、その役割を果たすことに忙しかった」として、サポーターの活動も評価した。

 そして、トピックの最後には「世界のサッカーファンからあなたへ。アリガトウゴザイマス」と記されている。今回のW杯、日本代表は悔やまれる結果に終わったものの、『JAPAN』が多くのものを残した大会だったと言えるかもしれない。


[文/構成:ココカラネクスト編集部]


16強敗退の日本代表を米メディアが称賛!「欧州・南米以外も強さを示した」サポーターの活動にも感謝のコメント「アリガトウゴザイマス」


(出典 news.nicovideo.jp)