カタールワールドカップに挑む日本代表にとって、攻撃の大きなタスクとして期待されている三笘薫。今季より、イングランドプレミアリーグを主戦場として、ブライトンでの輝きは増す一方だ。

 今月にはリーグ戦初ゴールを記録するなど、さらに実績を積み上げている日本人アタッカーに対し、ワールドカップを前にして海外メディアが、その足跡をフォーカスしている。


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 欧州を拠点にスポーツ情報を発信している『EUROSPORT』は、三笘がJリーグ川崎フロンターレ加入以前に大学進学を選択した経緯などを特集しており、同メディアでは「25歳のMFは、特に大学を好んで選んだ非典型的なキャリアを経て、25歳で脚光を浴びるようになった。他にはない、ある選手の物語がここにある」と綴っている。

 その上で「2016年、ミトマが18歳になったばかりの頃、日出ずる国のビッグクラブの一つである川崎フロンターレから声がかかったという。そして、それをきっかけにプロ契約のオファーがあったが、その申し出は断られた」として、プロ入り前のエピソードを紹介しており「プロサッカー選手として成功するためには、大学に行ったほうがいいと思っていた」と、三笘本人のコメントも掲載。

 さらに「そこで彼は、2016年から2019年までの3年間、筑波大学コーチング、スポーツ、栄養学などさまざまなことを学んだ」として大学時代を振り返っており、続けて「プロ入り後、初年度は37試合で18ゴールを、そして、イングランドに移籍するまでの数か月間、20試合で8ゴールを記録した」と、プロ入り後の成績も紹介している。


 また記事では現在について「成熟したミトマは、イトウ、カマダ、クボ、ミナミノらとともに、タレントに事欠かない日本チームの危険な選手の一人となるだろう。3月のオーストラリア戦では、ベンチから2得点を挙げた」として、代表チームで主力であることを強調した。

 加えて「10月上旬にはリバプールに(引き分けたことで)一泡吹かせ、1週間前のアーセナル戦では勝利に貢献する姿を目の当たりにした人も多かったはずだ。そうでない人は、本当に損をしたことになる。プレミアリーグで輝きを放ったカオル・ミトマは、今年カタールで開催される国際大会で日本代表としてその才能を発揮することになるのだ」と最近の活躍を評しながら、大きな期待を述べている。

 欧州メディアからも特異なキャリアの持ち主として注目を集める三笘薫。プロ入り後に開花したその実力を、さらなる大舞台で発揮する瞬間がもうすぐ訪れようとしている。


[文/構成:ココカラネクスト編集部]


「非典型的なキャリアを経て脚光」欧州メディアが三笘薫の経歴にフォーカス!W杯への期待も「カタールで才能を発揮する」


(出典 news.nicovideo.jp)