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 ヨーロッパリーグ(EL)・グループE第6節が3日に行われ、レアル・ソシエダスペイン)とマンチェスター・Uイングランド)が対戦した。

 今季のELで唯一となる5連勝を遂げたレアル・ソシエダは、この試合を引き分け以上で終えれば首位通過が確定し、ラウンド16に駒を進めることができる。一方、開幕戦でレアル・ソシエダに0-1と敗れてから、マンチェスター・Uは4連勝を記録。マンチェスター・Uにとっては開幕戦のリベンジを狙う一戦だ。2点差以上の勝利で逆転での首位通過となる。

 負傷者が続出しているレアル・ソシエダは、ミケル・メリーノ、ブライス・メンデス、アレクサンダー・セルロートらが先発に名を連ねた。久保建英は左肩を痛めている影響で、公式戦2試合連続の欠場となっている。一方、マンチェスター・Uクリスティアン・エリクセンブルーノ・フェルナンデスクリスティアーノ・ロナウドらが先発に並んだ。ドニーファン・デ・ベークはマンチェスター・Uでの公式戦およそ11カ月ぶりのスタメン出場となり、18歳アレハンドロガルナチョはEL2試合連続の先発となっている。

 試合は序盤から攻守が頻繁に入れ替わる激しい展開となり、17分に均衡が破れる。マンチェスター・Uは最後尾のダビド・デ・ヘアが右サイドロングボールを送ると、B・フェルナンデスが競り勝ち、頭で中央へ。フリーボールを受けたC・ロナウドが前を向いてスルーパスを通し、反応したガルナチョがスピードアップして寄せてきたDFを振り切り、そのままネットを揺らした。マンチェスター・Uが先手を取っている。

 その後はレアル・ソシエダが主導権を握る時間帯もあったものの、なかなかチャンスを作り出すことができない。すると42分にはマンチェスター・Uビッグチャンスマンチェスター・U陣内から送られたロングボールを処理しようとしたジョンパチェコがC・ロナウドに当ててしまい、C・ロナウドがGKと1対1の局面を迎える。飛び出してきたGKアレックス・レミロの頭上を越すループシュートを狙ったが、この一撃はクロスバーを超えてしまった。

 直後にはレアル・ソシエダに決定機。ゴール前の混戦からアンドニ・ゴロサベルがミドルシュートを狙う。ペナルティエリア手前から放たれたシュートドライブ回転がかかってゴール左に向かったものの、GKデ・ヘアがビッグセーブ。こぼれ球をパブロマリンが狙っていたが、今度はGKデ・ヘアが頭で弾き出した。試合はこのままマンチェスター・Uの1点リードハーフタイムに突入している。

 後半に入ると首位通過を目指すマンチェスター・Uが前への圧力を強めるものの、なかなか決定的なチャンスを作り出すことができない。対するレアル・ソシエダは1点差の負けならば首位通過が決まるため、守りを重視しながらもシュートチャンスを増やしていく。74分にはアンデル・ゲバラ、77分にはセルロートがフィニッシュまで持ち込むも、ゴールネットを揺らすには至らなかった。

 90分にはマンチェスター・Uパワープレーからチャンスを作る。ペナルティエリア内での混戦からカゼミーロが狙うも、シュートはDFのブロックに遭う。こぼれ球からマーカス・ラッシュフォードボレーシュートを放ったが、シュートは枠を外れた。

 最終的にこれ以上スコアは動かず、試合はタイムアップマンチェスター・Uは勝利したものの、得失点差でレアル・ソシエダを上回れず、チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージを3位で終えたクラブとのプレーオフステージに進むことが決まった。一方、レアル・ソシエダはラウンド16に駒を進めることとなっている。

 プレーオフステージの組み合わせ抽選会は11月7日に予定されており、2023年2月16日と23日にプレーオフステージの2試合が開催予定だ。

スコア
レアル・ソシエダ 0-1 マンチェスター・U

【得点者】
0-1 17分 アレハンドロガルナチョ(マンチェスター・U

ガルナチョのゴールでマンUが勝利 [写真]=Getty Images


(出典 news.nicovideo.jp)