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 バルセロナを率いるシャビ・エルナンデス監督が、同クラブに所属する3選手に対し、トレーニングへの不参加を許可したようだ。30日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 同紙によると、トレーニングへの不参加を許可されたのは、スペイン人MFリキ・プッチフランス代表DFサミュエル・ユムティティ、スペイン代表DFオスカル・ミンゲサの3選手。3選手とも、シャビ監督の2022-23シーズンの構想から外れていると以前から指摘されており、今夏の退団の噂が盛んに報じられている。

 シャビ監督は、すでに3選手に対し構想外であることを通達。22-23シーズン以降の自身の去就について考える時間を与えるため、この度トレーニングへの不参加を許可したとのことだ。バルセロナトレーニング7月4日から開始される予定だが、3選手はトレーニングに参加しない可能性が高いとされている。なお、トッテナムへのレンタル移籍が濃厚と報じられているフランス代表DFクレマン・ラングレも、トレーニングには参加しない見込みとなっている。

 現在28歳のユムティティは、2016年夏にリヨンからバルセロナに加入。加入当初はコンスタントに出場機会を得て、DFの主軸になることが期待されていたが、ケガの影響もあり年々出場機会が減少。21-22シーズンの公式戦はわずか1試合に出場にとどまっていた。

 現在22歳のリキ・プッチは、バルセロナの下部組織出身。2018-19シーズンからトップチームに帯同し、2018年12月トップチームデビューを飾った。2020年夏にはロナルド・クーマン前監督から戦力外を言い渡されるも、残留を決断した。その後はコンスタントに出番を得て、21-22シーズンは公式戦18試合に出場し1ゴールを記録した。

 現在23歳のミンゲサも、リキ・プッチと同じくバルセロナの下部組織出身。20-21シーズントップチームに招集され、クーマン前監督のもと公式戦39試合に出場しブレイクを果たした。しかし21-22シーズンは前年とは裏腹に出場機会が減少。ラ・リーガでは19試合に出場したものの、スタメン出場は9試合にとどまっていた。

 シャビ監督によって自身の将来を考える時間を与えられた3選手。果たしてどのような決断を下すのだろうか。

構想外と伝えられている(左)リキ・プッチ、(中央)ユムティティ、(右)ミンゲサ [写真]=Getty Images


(出典 news.nicovideo.jp)