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プレミアリーグ第14節、アストン・ビラvsマンチェスター・シティが1日にビラ・パークで行われ、アウェイのシティが1-2で勝利した。

前節、ウェストハムとの上位対決を2-1の勝利で飾った2位のシティ(勝ち点29)は公式戦5連勝と好調を維持。更なる連勝を目指す今節は、スティーブン・ジェラード監督就任後2連勝中の13位ビラ(勝ち点16)とのアウェイゲームに臨んだ。

コロナ陽性判定者を含め負傷者続出の苦境に立たされるグアルディオラ監督は、前節から先発3人を変更。出場停止のラポルテに代えてアケ、ベンチ外のウォーカー、ギュンドアンに代えてジンチェンコ、フェルナンジーニョを起用した。一方で、負傷明けのフォーデングリーリッシュがベンチに入った。

ウェストハム戦のスタートとは異なり、右からマフレズ、ジェズス、スターリングという前線の並びでスタートしたシティは、両ウイングがうまくタメを作りながら相手を押し込んでいく。

70%を超えるボールポゼッションでハーフコートゲームを展開するシティだが、流れの中ではなかなか決定機まで持ち込めない。逆に、時間の経過と共にベイリーやワトキンスを起点とするビラのカウンターを受け始める。

それでも、焦れないアウェイチームは27分、相手陣内左サイドボールを持ったスターリングが鋭い縦への仕掛けでボックス内に侵入し、鋭角なマイナス折り返しを供給。これにボックス手前で反応したルベン・ディアスが左足のダイレクトシュートを放つと、これがゴール右下隅の完璧なコースに決まった。

その後、ベイリーが負傷しヤングの投入を余儀なくされたホームチームを相手に危なげなく試合を進めていくシティは、前半終了間際に鮮やかなカウンターから追加点を奪い切る。

42分、自陣深くでボールを奪ったフェルナンジーニョが右サイドフリーのジェズスへミドルレンジの縦パスを通す。ここでジェズスは左をフリーで並走するベルナルド・シウバへ浮き球のパスを送ると、ポルトガル代表MFは後方から寄せてくる相手DFを背中で感じたか、ダイレクトシュートを選択。すると、抑えの利いた見事な左足のシュートゴール左上隅の完璧なコースに決まった。

ポルトガル代表2選手の鮮烈な左足のダイレクトシュート2発によって2点リードで試合を折り返したシティだが、ジェラード監督の下できっちり仕切り直しを図ったホームチームに開始早々に1点を返される。

47分、右CKの場面でキッカーのドウグラスルイスがニアへ低いボールを入れると、中央からニアへ走り込んできたワトキンスが右足ボレーで合わせたボールが右ポストの内側を叩いてゴールネットを揺らした。

開始早々のゴールで完全に息を吹き返したホームチームは、ボールこそ相手に握られるものの、迫力のある攻めでシティゴールを脅かす。59分にはセットプレーの二次攻撃からボックス左でワトキンスが頭で折り返しボールにコンサが飛び込む。ここで相手DFに押し倒されたようにも見えたが、最終的にノーファウルの判定となる。

何とかピンチを免れたシティは相手の攻勢をいなすために、より相手陣内でボールを動かして試合を落ち着かせにかかる。さらに、流れの中で幾度か3点目に迫るものの、ジェズスらが最後の仕上げで苦戦する。

後半半ばから終盤にかけては完全にイーブンの状況が続く中、75分にはビラに絶好の同点機が訪れる。ブエンディアがボックス付近でDFに寄せられながらも粘ってゴール前のスペースへ絶妙なスルーパスを供給。これに反応したチュクエメカがGKと一対一となるが、ここはDFアケの寄せでシュートコースを限定された結果、GKエデルソンに見事な右足のセーブではじき出された。

この試合最大のピンチを凌いだシティは、徐々に落ち着きを取り戻してここから試合を締めにかかる。後半終盤の87分にはジェズスを下げてビラ・パーク初凱旋のグリーリッシュをピッチに送り出した。

そして、辛くもホームチームの攻勢を凌ぎ切ったシティは、公式戦6連勝と共にグアルディオラ体制で節目のプレミアリーグ150勝目(204試合)を手にした。一方、王者相手に善戦を見せたビラだが、ジェラード新体制3戦目にして初の黒星を喫することになった。

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(出典 news.nicovideo.jp)