リバプールのユルゲン・クロップ監督が、マンチェスター・ユナイテッドの新指揮官就任が噂されるラルフ・ラングニック氏(63)について語った。イギリス『リバプール・エコー』が伝えた。
現在はロコモティフ・モスクワで、スポーツ部門と開発部門の責任者を務めているラングニック氏。近日中に合意に達すると見られており、早ければ来週から指揮を執ることになりそうだ。
そのラングニック氏だが、これまでシュツットガルトやハノーファー、シャルケ、ホッフェンハイムの監督を歴任。その後、2012年からは世界的な飲料メーカー『レッドブル』社がオーナーを務めるレッドブル・ザルツブルクとRBライプツィヒの統括SDに就任。2015年からはライプツィヒの仕事に専念しSDと監督を兼任した。
ホッフェンハイムやRBライプツィヒは、下部リーグから一気にのし上がってきたクラブであり、ホッフェンハイムでは無名チームながら前半戦で大躍進を見せるなどドイツサッカー界を驚かせる存在に。ライプツィヒも、あっという間にブンデスリーガの強豪クラブの仲間入りを果たし、今でも安定した成績を残している。
そのラングニック氏だが、“ゲーゲンプレッシングの生みの親”の1人とも言われ、直接の関係はないもののクロップ監督が影響を受けていることは明らか。バイエルンのユリアン・ナーゲルスマン監督やチェルシーのトーマス・トゥヘル監督、PSVのロジャー・シュミット監督らは教え子としても知られている。
クロップ監督は、27日に予定されているサウサンプトン戦に向けた記者会見で、ラングニック氏の噂に言及。「悪いニュース」と、その手腕を認め、ライバルのユナイテッドが復調することを懸念した。
「残念ながら、良い監督がイングランドにやってくる。マンチェスター・ユナイテッドにだ」
「ラルフは本当に経験豊富な監督だ。彼はホッフェンハイムとライプツィヒと共に、ドイツで最も有名な2つのクラブを、何もないところから構築した」
「彼はサッカーにおいて様々な仕事をしてきたが、常に彼の最初の関心事は、監督とマネージャーであることだった。それが彼の1番の強みであることは言うまでもない」
「ユナイテッドはピッチ上で組織化されていく。これは明らかに他のチームにとって良いニュースではないことを認識しなければいけない」
「ただ、全ての監督は、チームと一緒にトレーニングする時間が必要だ。ラルフは、チームが常にプレーしているため、トレーニングする時間がないことにすぐに気がつくはずだ。だから、彼は少し注意が必要だ」
「それとは別に、本当に良い人間であり、優秀な監督が、実現すればイングランドに来ることとなる」
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(出典 news.nicovideo.jp)
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