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日本代表のMF堂安律(PSV)が14日、オンラインメディア取材に応じた。

日本は11日に行われたカタールワールドカップ(W杯)アジア最終予選のベトナム代表戦で1-0と勝利。予選初の連勝となり、勝ち点9に伸ばした。

3位に浮上した日本は、2位のオーストラリア代表との勝ち点差も「1」となり、窮地から少し脱した形となる。

10月の活動はケガの影響で離脱した堂安。ケガから回復し、11月の活動には追加招集されていた。

その堂安は、PSVではケガから復帰し2試合でプレー。7日に行われたエールディビジ第12節のフォルトゥナ・シッタート戦では、見事なドリブルでの持ち上がりからゴールを奪っていた。

負傷したヒザの状態については「絶好調です」と語った堂安は、現在の日本代表の攻撃について言及。コンビネーションに問題があると語った。

「僕も最終予選で初戦のオマーン戦しか出ていないのでピッチ内の選手しか分からない問題はあると思いますが、外から見ている部分ではコンビネーションが上手く噛み合っていないのかなと思っています」

「個人の能力を見ると明らかに僕たちの方が対戦相手を遥かに上回っている中で、なぜ点が取れないかと言ったら、1vs2、1vs3で仕掛けてしまっている場面があるので、コンビネーションで3人、4人が絡んでゴールに迫っていく必要があると思います」

オーストラリア戦はそういったところが噛み合っていた分、チャンスを多く演出できていたと思うので、この前の試合(ベトナム戦)もなかなか見せきれていなかったですが、そこが良くなれば、爆発して点が取れるんじゃないかと思います」

攻撃時に選手の関わりが少ないと語る堂安。オーストラリア戦から採用している[4-3-3]のシステムでは、中盤は厚めになっている一方で、ゴール前の迫力はやはり少ない状況だ。

堂安は「システムも変わったりというのはありますが、相手がブロックを引いてくることは分かっている中で、点と点、1人と1人しか噛み合っていないところがあったので、一対一で関わっている間に3人目が動くとか、3人目が動いているときに4人目が動いてゴールに関わるとか、単調な攻撃に終わってしまっている。もっと色々な選手が湧き出てくるような迫力ある攻撃をしたいと思います」と、多くの選手が顔を出す攻撃をしたいと語った。

自身がオマーン戦でプレーした時のイメージについては「引かれることは予想できるので、間で受けながら、どうやって背後をとるのか。相手が引くと、ブロックとGKの間のスペースが狭いので、その間をどれだけ質高く突けるかなので、意識したいと思っています」と、ゴールを奪うイメージを持っているようだ。

10月は外から見ていた分、意気込みも強い堂安。「毎回燃えているので分からないですけど、サッカーがしたくてウズウズしていた3、4週間でした。ケガで休んでいたのはキャリアで初めてだったので、メラメラしていました」と、ピッチから長く離れた初めての経験だったため、内心で沸るものがあったようだ。

離脱中の過ごし方については「この4週間、色々なアプローチができるチャンスだと思いました。ヒザのケガだったのでスプリント系のトレーニングができなかったので、ジムでのトレーニングになりましたが、色々なアプローチをしました」とコメント。「コンディションよく戻って来れた理由は、2週間、3週間経ったぐらいからいけるなという感覚はあって、心が整っていたというか、自分の中での準備ができていて、もうやるの?という感覚ではなかったです」とし、「もちろん体は大事ですが、それを動かすのは頭であり、心の問題なので、メンタルケアがこの3週間は上手くできたかなと思います」と、メンタル面がとても充実していた結果が良いものになっていると語った。

その中で堂安は「ハングリーにまたサッカーを楽しんでボールを蹴って、プレーに戻って来れたのは良かったです」と上があると強調。「キャリアでこんなに外れたことは始めてでしたし、オーストラリア戦やチームの活躍を見て刺激をもらいました。PSVでも若い選手がどんどん活躍するチームで、年下の選手が活躍して、何してんだという刺激や焦りをもらいました。次は俺の番だと思って、PSVで戻る準備ができていました。良いメンタルで戻れたと思います」と、プレーできない期間に受けた刺激が、ハングリーさに繋がっているとした。

堂安はこの最終予選で1試合に出場。それが初戦のオマーン戦だった。今回はそのリベンジマッチとなるが「2回も同じ相手に負けられないと選手全員が思っているのと、オーストラリアに勝って、ベトナムにも勝ちましたけど、手放しで僕たちが喜べる様な内容ではないですし、選手自身も分かっています。次の試合ではしっかり心の底から喜べる勝ち方をしたいです」とコメント。ただ勝つだけでなく、内容にも満足できる勝ち方をしたいと意気込んだ。

日本代表は現在[4-3-3]で2連勝を収めているが、堂安はまだプレーしていない。システムイメージについては「出るなら右のインサイドハーフで出ることになると思いますけど、どちらかというと今はインサイドハーフというよりも、3ボランチでポゼッションをしている様な感じに見えます」とコメント。「僕が出ればプレースタイルは少し違うので、ボランチというよりもも1つ前のFWの近く、ウイングの近くでプレーするトップ下の様なインサイドハーフになるので、今の3ボランチよりは変化を与える役割をもらえれば、できると思います」と、攻撃面では違いを作れるだろうと語った。

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(出典 news.nicovideo.jp)