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日本代表は11日、カタールワールドカップ(W杯)アジア最終予選のグループB第5節でベトナム代表と対戦し、アウェイで0-1で勝利した。

7大会連続7度目のW杯出場を目指す日本。現在2勝2敗で勝ち点6の4位につけている状況だが、10月オーストラリア代表撃破は大きな希望となった。

必勝が求められる今節、布陣はそのオーストラリア戦で手応えを掴んだ[4-3-3]を継続し、先発も10名が同じメンバー。唯一の変更は酒井の右サイドバックに山根が起用されたのみとなっている。

日本の最初のチャンスは5分過ぎ。右サイドの高い位置に出ていた田中がロングボールにもたつく相手からボールを奪い、素早く折り返し。これをボックス手前から走り込んだ南野が右足ダイレクトで合わせたが、慣れないピッチ感からか、上方へ大きく外してしまった。

10分過ぎには、左サイドを突破した長友のクロスから南野がヘディンシュート。難しい体勢で上手く合わせて枠を捉えたものの、威力がなくGKにキャッチされた。

それでも迎えた17分、日本が先制に成功する。相手GKのロングキックを冨安が跳ね返し、センターサークルの遠藤が頭でフリック。ここでワントップの大迫のポストプレーでもって南野が左サイドを抜け出し、ボックス左からグラウンダーの折り返し。最後は猛スピードゴール前に入ってきた伊東が押し込んだ。

その後は、何度かカウンターを受ける場面はあるものの、ピンチを未然に防ぎつつ主導権を握り続ける日本。ただ、カウンター未遂でもホームの声援も助けてベトナムの勢いは増し、40分のベトナム初のCKでは、日本がポストに救われる場面も。

しかし、そのCKを跳ね返し、ボールを大きくクリアすると、前線に残っていたスピードスターの伊東が拾ってカウンターを発動。凄まじい速さで左サイドを駆け上がり、カットインから右足を振り抜くと、強烈なミドルシュートゴール左上に突き刺さった。

息を飲むようなスーパーゴールだったが、ここでVARが介入。主審がオンフィールドレビューで確認した結果、シュートコースにいた田中がオフサイドを取られて、ゴールは取り消されてしまった。

結局、1点リードで後半を迎えた日本。その立ち上がりはハーフタイムに選手交代を行ったベトナムの攻勢を許したが、慌てず冷静に対応。その後はしばらく膠着状態が続いたため、60分過ぎに日本も交代策を講じ、南野と長友を下げて、浅野と中山が起用された。

それでも前半ほどチャンスを作れなくなり、ポゼッションでは勝っているものの、内容はイーブンといったところ。75分に2度目の交代カードを切り、田中と大迫に代えて、柴崎と古橋を投入した。

すると81分、波状攻撃を仕掛ける中で、ボックス左でパスを受けた柴崎が右足でシュート。一度ブロックされたところを今度は左足で狙ったが、今度はGKブイ・タン・チュオンのビッグセーブに遭った。柴崎はさらに85分にもミドルシュートで相手GKを強襲。しかし1点は遠い。

85分には守田を下げて原口を投入。ここからは守備に重きを置いて、後半アディショナルタイムにはライン際でボールを保持して時間を使う。

そして、追加点は奪えなかったものの、相手を完封に抑えて1-0で勝利。これで勝ち点を「9」に伸ばした。

ベトナム代表 0-1 日本代表
【日本】
伊東純也(前17)

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(出典 news.nicovideo.jp)