バルセロナロナルド・クーマン監督が、レアル・マドリーとの“エル・クラシコ”に向けて意気込みを語った。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えた。

伝統の一戦として世界中のサッカーファンが注目する一線である“エル・クラシコ”。しかし、今シーズンレアル・マドリーが現在3位、バルセロナが7位とチーム状態が乏しく、これまでの首位決戦のような盛り上がりはない。

また、今夏アルゼンチン代表FWリオネル・メッシチームを去ったことにより、2003年以来となるメッシが不在のクラシコに。これにより、現在マンチェスター・ユナイテッドに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドと2人の対決が楽しまれた頃の盛り上がりがなくなっているのは事実だ。

それでもクラブの歴史と伝統が受け継がれている対戦だけに、当事者同士の思いは熱いものがある。クーマン監督は現役時代にバルセロナの選手として何度もクラシコを経験。監督としても当然負けられない戦いである。

試合に向けた記者会見に臨んだクーマン監督は、今の状況を受け入れながらも、重要な一戦に臨む意気込みを口にした。

「今は、これ以上プレッシャーをかけることはできない。バルサの監督である私は、この状況を受け入れる必要があり、この試合の重要性を知っている」

「私はプレーヤーとしてクラシコで勝ったり負けたりしてきたが、楽しむということを見つけなければいけない。監督として観客のいる初めてのクラシコだ。これは大きく違う。試合に勝つためには熱意が必要だ」

「冗談ではなく、私が続けられるということを毎日会長に伝える必要はない。会長とクラブに支えられていると感じているが、全てが結果に懸かっていることは百も承知だ」

また、シーズンを占う上でも重要な一戦であるとコメントチームとして恐ることなく戦いたいとした。

「これは重要な試合の1つであり、まだ長いシーズンがある。バイエルンとの試合とは異なり、別の試合であるが、正しい方向に進んでいることを示すことができ、結果はとても重要だ」

「恐れることなくプレーし、勝つことができると示し、最初からその願いを示す必要がある」

現在バレンシア戦、ディナモ・キエフ戦と連勝中だけに、公式戦3連勝が期待されるバルセロナ。観客が集まる前で、勝利を送りたいとした。

「確かに2連勝で良い気分ではある。目の前には素晴らしい試合が待っていて、多くの観衆の前で勝ちたいと思っていることを示すためには、プレーする熱意が必要だ。素晴らしい雰囲気の中で、満員の観客に楽しんでもらえるようにしよう」




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(出典 news.nicovideo.jp)