パリ・サンジェルマン(PSG)のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、改めてバルセロナ退団、そしてPSGへの移籍について語った。

今夏の移籍市場で、最大の衝撃となったのはメッシバルセロナ退団だろう。昨シーズン限りで契約が満了を迎えていたメッシ。しかし、バルセロナとの再契約は既定路線と見られ、コパ・アメリカ2021の活動の後にサインすると誰もが予想していた。

クラブとの会談がもたれ、メッシの再契約が発表になると思っていた矢先、まさかの退団が決定したことが発表。クラブラ・リーガから定められたサラリー制限のうちにメッシを含めることが不可能となってしまい、契約ができなくなったのだ。

その後、PSGへと移籍をしたことは周知の事実。カンテラ時代から21年間過ごしたバルセロナを離れ、退団会見では人目をはばからず涙するメッシは感動を呼んだ。

そのメッシフランス『レキップ』のインタビューに応じ。移籍当時のことを回想。メッシ本人としては完全にバルセロナプレーするつもりで出向いたものの、それが叶わなかったと明かした。

「率直に言って、全くなかった。監督が僕に与えてくれた数日間の休暇を利用した後、僕はシーズンの準備のためにバルセロナへと戻った。契約書にサインして、すぐにトレーニングを再開することを考えていた。全てが解決し、欠けていたのは僕の契約だけだと思っていた」

「しかし、僕がバルセロナに到着した時、バルサには僕を留まらせる手段がなかった。僕はもう不可能になり、残留することができず、自分自身が別のクラブを探す必要があると言われた。それは僕の計画をひっくり返した」

21年間を過ごしたクラブを離れることとなったメッシ。その決断は難しいものであり、家族にも大きな影響を与えたとした。

「もちろんとても難しかった。僕たちが家を出なければならず、家族がルーティーンを全てひっくり返さないといけないと思った。子供達は学校を変え、僕たちは新しい場所に連れていかなければいけなかった」

「これが僕のキャリアの中で起こったことは初めてだった。色々なことが頭に浮かんだ。でも去るしかなかった。それを変えることはできず、受け入れなければならなかったんだ」

「別れの場でも言ったように、何年も経ってからバルセロナを離れるのはとても辛かった。僕はバルセロナでキャリアを終わらせることを決断し、家族もそうだった。大変だったけど、一緒にこの試練を乗り越えることができた」

「僕は自分の将来について考え始め、パリ・サンジェルマンは僕に加わる機会を提供してくれた。僕たちはとてもやる気に満ち溢れたし、本当に来たいと思っていた」

PSGには素晴らしいチームがあり、多くのタイトル獲得を目指している。これは、今後数年間の僕の目標だ。その上で、これは新たな人生の経験であり、大きな変化であり、僕は少しずつそれに慣れようとしていた」

退団が決定してすぐに声を掛けるクラブはいくつもあったが、その中でPSGが最も惹かれたと語るメッシタイトルを獲得していきたいと目標についても語った。

バルサが僕と契約を続けないと発表したプレスリリースを発行した。その時点で、僕は自分がどうなるのか疑問に思い始めた。キャリアを続けるには、新たらしいクラブを見つけなければならなかったんだ」

「幸運にもいくつかのクラブから連絡があり、そのうちの1つがパリ・サンジェルマンだった。クラブは最初から僕にとてもよくしてくれたので、感謝している。彼らは本当に僕を欲しがっているということを示し、僕の世話をしてくれた。今日ここに居られることはとても嬉しい。彼らには感謝する」

「他のオファーもあったけど、PSGとはかなり早く合意に達したと認めざるを得ない。話し合いが始まり、状況を考えるととても困難な作業だった。全てが短時間で、実質的には一晩で解決する必要があったので、簡単ではなかった」

「僕は明らかプロジェクトクラブの野心、選手、グループに魅了された。これら全ての要素により、合意をすぐにすることが簡単になったんだ」



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(出典 news.nicovideo.jp)