リヨンに所属する元ドイツ代表DFジェローム・ボアテングに対し、裁判所180ユーロ(約2億3000万円)の罰金を科した。9日、イギリスメディアBBC』やドイツ誌『kicker』などが報じた。

 ボアテングは2018年7月にカリブ海で休暇を過ごしていた際、当時のパートナーに対して暴力を振るったとして、家庭内暴力(DV)の疑いで起訴されていた。

 法廷で証言した元パートナーは、口論の際にボアテングから殴る、髪を引っ張られる、頭を噛まれるなどの暴行を受け、侮辱されたと証言。一方、ボアテングはトランプの最中に口論となったことを認めたが、容疑を否認したという。

 ボアテングはミュンヘン地方裁判所から有罪判決を下され、1日3万ユーロ(約390万円)の罰金刑を60回、合計180ユーロの罰金支払いを命じられた。罰金額は収入に応じて決められ、3万ユーロは1日の上限額。また、ドイツでは90日以上の刑期で前科がつくため、ボアテングは前科者とならないようだ。

 なお、検察は執行猶予付きの禁錮18カ月と150ユーロ(約1億9500万円)の罰金を求刑していた。

 現在33歳のボアテングは、今夏にバイエルンからリヨンへとフリー移籍。2011年夏から所属していたバイエルンでは、2度のチャンピオンズリーグ優勝や9度のブンデスリーガ制覇を達成した。また、ドイツ代表としては76試合に出場し、FIFAワールドカップブラジル2014優勝に貢献した。

リヨンのDFボアテングに有罪判決 [写真]=Getty Images


(出典 news.nicovideo.jp)