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ラ・リーガ第1節、セビージャvsラージョが15日にサンチェス・ピスフアンで行われ、ホームセビージャが3-0で快勝した。
 
シーズンクラブ史上最速でチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得した4位のセビージャが、昇格プレーオフを制してプリメーラに復帰した昇格組ラージョをホームで迎え撃った2021-22シーズンの開幕戦。
 
新型コロナウイルスクラブクラスターによって主力数人がベンチ外となったセビージャは、普段の[4-3-3]ではなく[3-4-3]を採用。また、エイバルからの新戦力のGKドミトロビッチが早速デビューを飾った。
 
試合はプリメーラ復帰で意気込むアウェイチームが前線からの激しい守備でリズムを掴み、急造布陣のセビージャはやや窮屈な戦いを強いられる。しかし、16分には背後からのロングフィードに反応したイドリシが最終ラインの背後を取ると、ボックス内で入れ替わりを阻止しようとしたGKリュカジダンホールディングを受ける。そして、このプレーに対して主審はPKと共に決定機阻止としてリュカレッドカードを掲示した。
 
このPKをキッカーのエン=ネシリがスクランブル投入となったGKディミトリエフスキ相手にきっちり決めて、数的優位と共に先制点を手にした。
 
一気に畳みかけたいホームチームは直後に人数をかけた分厚い攻めからアクーニャ、エン=ネシリとボックス内で続けて決定機が訪れるが、アクーニャが利き足とは逆の右足のシュートをうまくミートできず、チャンスをフイにしてしまう。逆に、1人少ないラージョに前がかりな背後を突かれる場面もあったが、ここはGKドミトロビッチの勇敢な飛び出しによって事なきを得た。
 
結局、追加点を奪えずに試合を折り返しセビージャはイドリシを下げてトッテナムからの新戦力のラメラをデビューさせる。さらに、51分にはセンターバックのレキクを下げてパプ・ゴメスを投入し、本来の[4-3-3]に並びを戻した。
 
すると、ロペテギ監督のこの采配が完璧に的中する。55分、右サイドで味方との細かいパス交換から中央に流れたラメラがアクーニャの左クロスゴール前で反応したフェルナンドのシュートのこぼれ球に詰めると、左足のシュートがDFにディフレクトして大きくコースが変わり、GKの反応の逆を突く形でゴールネットを揺らした。
 
ラ・リーガ初参戦ラメラのデビューゴールで大きく勝ち点3を手繰り寄せたセビージャは、70分過ぎまでに5枚の交代カードを使い切って反撃を試みるラージョを相手に危なげなく試合を進めていく。そして、79分には自陣深くからのロングカウンターを発動。左サイドを持ち上がったパプ・ゴメススルーパスに抜け出したエン=ネシリがボックス左から折り返しを入れると、最後は懸命なスプリントから身体を投げ出したラメラが何とか左足で当ててゴールへ流し込み、ドブレーテを達成した。
 
これで勝利を確信したロペテギ監督はオルティス、イバン・ロメロと2人のカンテラーノをプリメーラデビューさせる余裕の采配をみせ、昇格組相手の開幕戦を3-0の快勝で飾った。

バルセロナvsレアルソシエダ」など開幕節から好カードが目白押し!
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(出典 news.nicovideo.jp)