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プレミアリーグ第1節、ノリッジ・シティvsリバプールが14日にキャロウ・ロードで行われ、アウェイリバプールが0-3で快勝した。なお、リバプールのFW南野拓実はベンチ入りも出場機会はなかった。

シーズン、多くの負傷者に悩まされリーグ連覇を逃したものの、最終的に3位でチャンピオンズリーグ(CL)出場権確保に成功したリバプール
ここまではDFコナテを除き移籍市場で大きな動きを見せず継続路線を歩む中、敵地での開幕戦ではチャンピオンシップ(イングランド2部)優勝で1年でのプレミア復帰を果たしたノリッジと対戦した。

クロップ監督はこの初陣に向け、長期離脱明け後初めてのリーグ戦出場となるファン・ダイク、マティプをセンターバックに並べたほか、負傷のロバートソンの代役にツィミカス。中盤はアンカーにミルナー、インサイドハーフにナビ・ケイタ、オックスレイド=チェンバレンとフレッシュな顔ぶれを起用し、最前線はサラー、ジョタ、マネが並んだ。プレシーズンで積極アピールの南野はベンチで開幕を迎えることになった。

多くのカナリーズサポーターを集めたキャロウ・ロードで幕を開けた開幕戦は、意外にも序盤はホームチームボールを握っていく。ただ、得点源のプッキをしっかりと監視され、なかなか攻め切るまでには至らず。

一方、アウェイリバプールは相手の攻撃を受け止めながら前線の圧倒的な個を生かしたカウンターを軸にチャンスを窺う。11分にはセットプレーの二次攻撃からケイタのクロスゴール前のジョタが頭で合わすが、これはGKクルルセーブに遭う。

この決定機をキッカケに徐々にリズムを掴んだリバプールは高い位置を取る両サイドバックを起点に相手を押し込むと、18分にはボックス右でアレクサンダー=アーノルドのパスを受けたサラーシュートを試みるが、これはGK正面を突いた。

続けてピンチを招くも格上相手に引かないホームチームは20分、キャントウェルの浮き球パスに対して完璧にDFファン・ダイクの背後を取ったプッキがボックス内に持ち込んで右足を振るが、ここはGKアリソンの守備範囲。

互いに決定機を作り合うなど、序盤から一進一退の攻防が続く中、先手を奪ったのはやはりリバプール。26分、右サイドで高い位置を取ったアレクサンダー=アーノルドからの鋭いクロスがボックス中央のサラーに渡る。エジプト代表FWはこれをトラップし切れないが、これが後方に控えるジョタへの絶妙な落としとなり、最後はジョタが難なく右足でゴールネットへ流し込んだ。

良い時間帯に先制に成功したリバプールは攻守両面でプレー強度を一段階上げると、ここから試合の主導権をがっちりと握る。33分には左CKの二次攻撃からサラー、マティプと続けて枠を捉えた決定的なシュートを放ったが、いずれもレース=メルの見事なシュートブロックに阻まれ、前半のうちに突き放すことはできなかった。

互いに選手交代なしで臨んだ後半もリバプールペースで進んでいく。立ち上がりの49分、ケイタの浮き球パスに反応したアレクサンダー=アーノルドがボックス、右で鋭い折り返しを供給。ファーに流れたボールをマネが蹴り込むが、これはDFアーロンズのブロックに遭う。

その後も危なげなく試合を進めていくリバプールは61分に殊勲のジョタとオックスレイド=チェンバレンを下げて、コパ・アメリカ帰りのフィルミノ、ファビーニョを同時投入。すると、この交代策が貴重な追加点をもたらす。

65分、リバプールは自陣深くからのロングカウンターで3トップが相手陣内の深い位置へ侵攻。中央でキープしたマネのシュートはDFハンリーにブロックされるが、このこぼれをボックス右で回収したサラーからの丁寧な折り返しゴール前でフリーフィルミノが難なく流し込んだ。

これで勝利に大きく近づいたリバプールは74分にもツィミカスの左CKの流れからボックス手前中央でクリアボールを拾ったサラーゴール前の密集をすり抜ける見事な左足のシュートを突き刺し、プレミアリーグ史上初の5年連続開幕戦ゴールという偉業を達成した。

その後、3人目のカードとして南野ではなく新星エリオットピッチに送り出したアウェイチームは、試合終盤の86分に与えたギブソンへの決定機をGKアリソンが圧巻の反射神経で阻止し、きっちりクリーンシートで締めくくった。

そして、サラーの3ゴールに絡む活躍にファン・ダイク、マティプの戦列復帰と実りある内容で快勝の一昨季王者が覇権奪還に向けて最高の滑り出しを見せた。

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(出典 news.nicovideo.jp)