オランダサッカー協会(KNVB)は4日、同国代表の監督にルイ・ファン・ハール氏が就任したことを公式サイトで発表した。

 EURO2020ベスト16敗退に終わったオランダ代表は、6月29日フランク・デ・ブール前監督が退任。ファン・ハール氏はその後任として、2022 FIFAワールドカップ カタール終了までの契約で新監督に就任した。なお、ファン・ハール氏はかつて、2000年夏〜2001年11月2012年夏〜2014年夏の2度、オランダ代表を指揮。2002年の日韓W杯は出場を逃した一方、2014年ブラジルW杯ではチームを3位に導いた。

 1951年8月8日まれのファン・ハール氏は、アヤックスで指導者キャリアをスタート。同クラブ1992年UEFAカップ1995年チャンピオンズリーグを制し、1994年から1996年にかけてはエールディヴィジ3連覇を達成した。

 その後はバルセロナやAZ、バイエルンを指揮し、ラ・リーガブンデスリーガでは優勝も経験した。2016年夏にマンチェスター・Uの監督を退任し、翌年1月に監督業からの引退を宣言していたが、約5年ぶりに現場復帰を果たすことになった。

 ファン・ハール氏は発表に際し、KNVBの公式サイトを通じて次のようにコメントしている。

オランダサッカーは常に私の心の中にあり、代表監督とは、私たちのサッカーを前進させるための重要なポジションだと考えている。オランダ代表チームの監督を務めることは名誉なことだ。ワールドカップ出場に向けて重要となる次の予選試合まで時間がない。今は選手、そしてW杯出場に向けて100%集中している。結局のところ、それが私が就任した理由だ」

 ファン・ハール氏は、9月の代表ウィークに控えるW杯予選が初陣となる。オランダ代表は同月1日にノルウェー代表、同月4日にモンテネグロ代表、同月7日にトルコ代表と対戦する。

ファン・ハール氏がオランダ代表に復帰 [写真]=Getty Images


(出典 news.nicovideo.jp)