フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンバルセロナ残留の見通しとなったようだ。

新型コロナウイルスによる緊縮財政を強いられるバルセロナは、その立て直しや契約満了を迎えたFWリオネル・メッシの慰留のためにも資金調達が急務となっている。

そのため今夏の補強はお金のかからないフリー移籍が中心で、しかしながらFWセルヒオ・アグエロやDFエリックガルシア、FWメンフィス・デパイといった即戦力候補を引き入れる強かさを見せている。

一方で余剰戦力の整理も着々と進めており、ここまでDFジュニオールフィルポやDFジャン=クレール・トディボ、MFカルレス・アレーニャの売却で3000万ユーロ近く売り上げている。

そして、ここ最近でバルセロナ周りのトレンドとなっていたのがグリーズマンの去就だ。2019年夏に加入したものの、期待されたほどの活躍ができず度々批判の的に。それにもかかわらず、クラブは高い給与を支払っているため、今夏の売却候補と目されていた。

そんな中、移籍先として浮上したのが古巣アトレティコだ。MFサウール・ニゲスとのトレードが一部で噂され、選手側も乗り気だったと言われていたが、プラスアルファの移籍金を求めるバルセロナアトレティコが渋り、破談となったと伝えられている。

ぶらり状態のグリーズマンだが、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏によると、フランス代表FWは減俸を受け入れる形でバルセロナ残留が近づいているとのことだ。ジョアン・ラポルタ新会長が期待していたほどではないにしろ、良好な関係を保ったまま、解決策を見出したという。

ただ、バルセロナは他選手にも減俸を求める模様で、まだまだ忙しい夏を過ごすことになりそうだ。

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(出典 news.nicovideo.jp)