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ラウンド16でスイス代表に敗れ、ユーロ2020からの敗退が決まったフランス代表だが、5年半ぶりに代表に復帰したFWカリム・ベンゼマが最後に存在感を示した。

フランスは28日に行われたユーロ2020ラウンド16でスイス代表と対戦。前半先制点を許したものの、57分にチャンスを作る。相手のDFラインが整いきっていない中、FWキリアン・ムバッペがペナルティーアーク付近のベンゼマにパスを送る。

ボールは前で欲しがったベンゼマのやや後ろへと向かうが、ベンゼマは左足でトラップ。自分の体の裏を通してボールを前に運ぶと、GKヤン・ゾンマーとの1対1を制した。

このゴールユーロ2020の公式ツイッターが「ベンゼマの純粋な魔法」と伝えると、多くのファンからも「変態トラップ」「神業」「何回見ても理解できない」とそのスキルの高さに驚愕する声が寄せられた。

ベンゼマは直後の59分にもヘディンシュートを叩き込み2ゴール。敗れはしたものの、一時勝利を予感させる逆転劇を演じた。

ベンゼマ2015年に代表の元同僚であるMFマテュー・ヴァルブエナに対する“セックステープ恐喝事件”に関与した容疑で逮捕され代表チームから追放。その後、無罪判決が出たものの、再招集は見送られていた。

しかし、レアル・マドリーエースとして圧巻のパフォーマンスを披露していたベンゼマは、5年半ぶりに代表に復帰。グループリーグの最初の2試合こそノーゴールに終わったものの、第3節のポルトガル代表戦でPK2本で2ゴールを挙げると、スイス戦でも2ゴールマークし大会4ゴール。招集が間違っていなかったことを実力で証明した。



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(出典 news.nicovideo.jp)