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日本代表森保一監督が、15日に行われるカタールワールドカップ(W杯)アジア2次予選最終節のキルギス代表戦の前日会見に臨んだ。

5月28日カタールW杯アジア2次予選のミャンマー代表戦からスタートした今回のシリーズ。日本はミャンマー戦での勝利で最終予選進出を決めていた。

6月にはU-24日本代表戦(3日)、タジキスタン代表戦(7日)、セルビア代表戦(11日)と行われた中、ミャンマー戦から4連勝をおさめてきた。

およそ3週間の活動の集大成として、最後のキルギス戦を前に、森保監督がコメントメンバー選考や今回の合宿、キルギスについて語った。

キルギス代表戦のメンバーの考え方について

メンバーセルビア戦からは大幅に変更して、タジキスタン戦のメンバーを中心に今日のトレーニングで試して、試合の準備をしたいと思っています」

100%タジキスタン戦と同じではないですが、トレーニングで試して明日のメンバーを決めたいと思います。ベースタジキスタン戦のメンバーになると思います」

ー選手が非常に意見を出し合っているシーンが見えている。チームにとって良い変化なのではないか

「元々、私が代表の監督になる前に、ロシアワールドカップから見させてもらっていたメンバーは意見をぶつけ合って、自分たちがイメージの共有をしあう、チームの一番良い戦い方を選択できるようにということで意見をぶつけ合うのは見てきました」

「ここ最近、色々なメンバーが変わる中で、条件等々あって、メンバーが変わっていく中で、スタートの時点ではお互い主張し合うというか、意見をぶつけあるということは少ないようなところもあったかもしれないですけど、私が見えていないところで選手は付き合っているのでわからないところもありますが、ここ最近になって、コミュニケーションの量は間違いなく増えてきたのかなと思います」

「国内組と海外組がホテルや食事が別々で会話ができないこと、ホテルから試合会場や練習場も別に行くのでコミュニケーションが取りづらいですが、食事会場でお互いの顔をあわせることがあるので、コミュニケーションが増えているのかなと思います。意見をぶつけあうことはすごく良いことだと思います」

「我々は勝つことを目標に1試合1試合戦っていますし、お互いが良いプレーをしてお互いの個の高める、チームの価値を高めるということを選手たちは目指して戦ってくれているので、なんとなくうやむやにして上手くいかない状況があったりするよりも、どんどん意見をぶつけ合ってチームの戦い方の最善を見つけることは非常に良いことだと思います」

セルビア戦の前半は上手くいかなかったと色々目にしますが、強豪相手に自分たちの理想的な戦いだけではないというところを踏まえておかなければいけないと思います。セルビアの強固なディフェンスをこじ開けられない、リズムを掴めない中でミスはありましたが、チームとしての考え方はブレがなかったと思いますので、上手くいかない中でも無失点で試合を進めていく、流れを掴み取るということができるようになったことは、非常にポジティブな部分だと思います」

「もちろん目指すこととして、前半から理想通り戦えることは厳しく目指していくことは素晴らしい要求だと思います」

最後の試合になるキルギスについてどういうチームだと感じているか

「まずは非常にハードワークを局面で選手たちがしてくる。球際も強く、セカンドボールの反応も早い。組織としてやるべきコンセプトが固まっている、ハッキリしているチームだと思います」

「実力でも我々のグループで2位にいますし、1回目のキルギスとの戦いで、このグループで一番強いという印象を受けています」

「アウェイで2-0で勝利させてもらいましたが、何度もピンチになりましたし、そういった意味では非常に力のあるチームだと思います」

ー昨日の練習では守備を確認していた。森保監督が守備原則の中で一番大事なものは

「昨日の練習では斉藤俊秀コーチが攻撃のGKを使ったビルドアップということで、選手たちの意思統一を図ってくれました」

「守備の部分においても、チームコンセプトの部分を選手たちに伝えてくれていて、非常に良いトレーニングだったと思います」

「我々がやっていることを見ていただけて良かったです。試合等々でそういった部分がお見せできればと思いますが、守備の部分はあまりない方が良いですね」

「守備で一番大切なところは相手にゴールをさせないという部分で、セルビア戦でも無失点で終えることができましたし、だからこそ安心して落ち着いて攻撃できるということになると思うので、相手に得点を与えないようにすることです」

「W杯2次予選で1失点を前節してしまいましたが、良い教訓にしてキルギス戦では無失点で終えられるように、1つの目標としたいと思います」

「ただ守るだけではないです。相手に激しく、厳しく制限をかけていくこと。自分が奪えなくても、ボール保持者にファーストディフェンダープレッシャーをかけることで、次の選手、次の次の選手かもしれないですが、チームボールを奪えるようにという連携連動に繋げられるようにと考えています。アグレッシブボールを奪いにいって欲しいです」

U-24日本代表も含めて競争が激しくなるボランチについての選考基準は。柴崎岳も最近は呼ばれていないが

「今後の選考においてですが、最終予選を選考するにあたってベースとなるのは、その時に所属チームで試合に出ているパフォーマンスを見てということになります」

プラスこれまでの活動の中で、選手たちのパフォーマンスをずっと見てきているので、過去を踏まえて、総合的に選手の選考につなげたいと思っています」

柴崎岳に関しては3月、6月とプレーオフで1部昇格ができるかもしれないという戦いをしていたので、そこは配慮して選考外にしたところはあります」

「将来的に絶対的だということはないですが、今回の6月シリーズでも可能であればチームに合流してもらうことは考えていました」

「9月に関してはたくさん力を示してくれている選手がいるので、A代表、U-24日本代表ボランチをベースに考えながら、海外にも、国内にも候補に挙がっている選手がいるので、その時の状況でベストメンバーと思われる選手を招集したいと思っています」

ー左サイドバック長友佑都が強烈なインパクトを今も残しているが、今後のポジションについて

「道筋は色々考えていますが、今回のA代表であるならば、佐々木(翔)であったり小川(諒也)であったりももちろん候補でもありますし、これまで招集している選手もいますし、U-24で左サイドをやってくれる選手ももちろん候補に入ってきます」

「候補はたくさんいると思いますし、現時点でここまで招集させてもらって見てきた選手は候補の優先順位で上にいると思いますが、視察を重ねながら9月の時点でチームにとって一番良いと思われる選手を招集したいと思っています」

「今回の5月の末のミャンマー戦からの活動を見ていただいたり、3月の活動を見ていただいて、色々な選手が初招集とか、代表経験が浅い中でも代表の戦力として機能できることを示してくれていると思います」

「国内外問わず良いプレーを見せてくれている選手たちをこれまでとは別にチームに加わってもらって戦力として戦ってもらうことを考えています」

「1チーム2カテゴリーでA代表とU-24オリンピック代表ということで我々は今2チームで活動していますが、U-24がオリンピックアンダー世代の代表ではなく、もう1つの日本代表だと思っています」

ジャマイカ戦でもそういったプレーを選手たちは見せてくれましたし、選択の幅は広がっていると思います」

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(出典 news.nicovideo.jp)