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プレミアリーグ第34節、マンチェスター・ユナイテッドvsリバプールが、日本時間2日24:30にオールド・トラフォードキックオフされる。今節のマンチェスター・シティの優勝阻止を狙うユナイテッドと、来シーズンチャンピオンズリーグ(CL)出場に黄色信号灯るリバプールによる伝統のライバル対決だ。

現在、2位のユナイテッド(勝ち点67)は前節、リーズ相手のローズダービーを0-0のドローで終え、リーグ戦の連勝が「5」でストップ。それでも、ミッドウィークに行われたローマとのヨーロッパリーグ(EL)準決勝1stレグではFWカバーニとMFブルーノ・フェルナンデスが2ゴールずつを奪うなど、6-2の圧勝でELファイナル進出に王手をかけた。

現時点で来季のCL出場権をほぼ確保しており、シーズン残りの目標はスールシャール体制での初タイトルとなるEL制覇一本に絞られているが、今節先に試合を戦って勝利した首位シティ(勝ち点80)の優勝を阻止する上ではこの一戦での敗戦は許されない。リバプールとのライバル関係を含め勝ち点3を手にしたいところだ。

一方、トップ4圏内の4位チェルシー(勝ち点58)と4ポイント差の6位に甘んじるリバプール(勝ち点54)。前節のニューカッスル戦では勝ち点3をほぼ手中に収めていた後半ラストプレーで痛恨の同点ゴールを奪われ、1-1のドロー。直近の公式戦3試合連続ドローと勝ち切れない日々が続く。

逆転でのトップ4フィニッシュに向けて崖っぷちの昨季リーグ王者だが、残り4試合はボトムハーフの与しやすい相手との対戦となり、上位陣の戦績次第では十分に巻き返しは可能。ただ、今回のユナイテッド戦を落とせば、一転して来季CL出場が厳しくなる。

なお、今シーズンリーグ戦とFAカップで2度対戦しており、ユナイテッドが1勝1分けと優位な戦績を残している。リーグ戦では終始睨み合いの状況が続いた中、0-0のドロー決着となったが、打ち合いとなった直近のFAカップはB・フェルナンデスの直接FKが決勝点となり、今回のホームチームが3-2のスコアで競り勝っている。

マンチェスター・ユナイテッド
【4-2-3-1】
マンチェスター・ユナイテッド予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.

GK:ヘンダーソン
DF:ワン=ビサカ、リンデロフ、マグワイア、ショー
MF:マクトミネイ、フレッジ
MF:ラッシュフォードブルーノ・フェルナンデスポグバ
FW:カバーニ

負傷者:DFフィルジョーンズ、FWマルシャ
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関してもフィルジョーンズ、マルシャルを除く全選手が起用可能だ。

スタメンに関しては直近のローマ戦を大勝し、来週の2ndレグでターンオーバーが可能となったことで、GKをデ・ヘアからヘンダーソンに戻す以外、同じメンバーを起用する可能性が高い。ただ、コンディションに不安を抱えるリンデロフやカバーニ、ラッシュフォードに代わってバイリー、ダニエルジェームズグリーンウッドに出番が訪れるかもしれない。

リバプール
【4-3-3】
リバプール予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:アリソン
DF:アレクサンダー=アーノルド、ファビーニョ、オザン・カバク、ロバートソン
MF:チアゴ、ワイナルドゥム、ミルナー
FW:サラーフィルミノ、マネ

負傷者:GKケレハー、DFマティプ、ファン・ダイク、J・ゴメスフィリップス、MFヘンダーソン
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関しては長期離脱組に加えてフィリップスが間に合わず。

ニューカッスル戦ではアタッカー4人同時起用の[4-4-2]を採用したが、通常の[4-3-3]に戻す可能性が高い。そして、サラーを除く3人の内の1人がベンチスタートとなり、ミルナーあるいはカーティス・ジョーンズの中盤起用が見込まれる。

★注目選手
マンチェスター・ユナイテッド:FWメイソン・グリーンウッド

ユナテッドの注目プレーヤーは進境著しい19歳の若武者。今シーズン序盤はフィニッシュの精度、判断を欠きなかなかゴール数が伸びてこなかったグリーンウッドだが、世界屈指の点取り屋カバーニとの日々の研鑽を通じてゴールを奪うコツを掴んだか、今年3月半ばを過ぎてからリーグ戦の3試合連続ゴールを含む公式戦6ゴールゴールを量産中。17ゴールを奪った昨季に続き公式戦のゴール数を2桁に乗せた。

19歳にしてトップチーム通算99試合に到達したイングランド代表FWは、今回のビッグマッチ100試合のメモリアルゲームになる可能性が高い。カバーニ、ラッシュフォードの状態次第でスタートからチャンスが与えられる可能性もあるが、ゲームチェンジャーとしての起用が想定される。FAカップでの前回対戦でゴールを奪った相手に対して決定的な仕事を果たし、自身のメモリアルゲームに花を添えたい。

リバプール:FWモハメド・サラー

リバプールの注目プレーヤークラブ史上初の快挙を成し遂げた大エース。前節、チームは痛恨のドローに終わるも今季リーグ戦のゴール数を20の大台に乗せてクラブ史上初となるプレミアリーグ通算3度目のシーズン20ゴールを達成したサラー。また、このゴールによって得点王争いトップを走るトッテナムFWケイン(21点)に1ゴール差に迫っており、自身3度目のゴールデンブーツ獲得に向けても好位置に付ける。

FWマネやFWフィルミノ、中盤の選手が得点力不足に陥っている中でもコンスタントゴールを挙げ続けているエジプト代表FWは、ビッグマッチにおいて堅守が光るユナイテッド撃破のカギを握る存在だ。これまでリーグ戦では6戦1ゴールと苦手とする相手だが、直近のFAカップでは2ゴールを挙げており、その再現を狙いたい。今季絶好調のDFショーとのマッチアップ、DFマグワイアの壁を破り、チームを勝利に導くゴールを奪えるか…。
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(出典 news.nicovideo.jp)