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イタリアサッカー協会(FIGC)のガブリエレ・グラビナ会長が、欧州スーパーリーグ構想への参加を表明していたユベントスミランインテルに対する制裁はできないと話している。『TRANSFER market WEB』が伝えた。

18日に12クラブが一斉に参加を表明し、明るみになったESL構想。これまでのサッカー界を覆す世紀の大計画だったが、ファンサポーター、選手や多くの有識者からの反発を受け、プレミアリーグクラブを筆頭に次々と離脱。21日には、イタリア勢3クラブもほぼ時を同じくして、白紙に戻すことを発表していた。

これほど早く瓦解した理由の一つに、セリエAをはじめとした各国リーグサッカー協会が、参加クラブリーグから除名する意思を示していたことが挙げられる。FIFAUEFAもまた、ワールドカップチャンピオンズリーグなどの管轄下にある国際大会への参加を拒否する旨のコメントを発しており、クラブだけでなく選手にまで影響が及ぶ恐れがあった。

ほとんどのクラブが離脱を表明したが、一度は裏切ったことへの罰を与えるべきという意見もあり、今後の展開が注目されている。その中でグラビナ会長は「実現していないアイデアに対して制裁を受けることはできない」とし、上記3クラブへの処分は検討していないことを伝えた。

「我々はサッカー界の価値観ルールの境界を強く守ってきた。すべてが正常に戻ったように見えるが、何かが上手くいっていないという事実に向き合わなければならない」

「これは刺激になる。今後さらなる脱退を防ぐため、改善策や提案が必要だ」

「3クラブの上層部との会議は予定されていない。月曜日には連邦評議会が開かれるが、裁判や処罰といった議題はない。実現していないアイデアに制裁を加えることはできない。将来的に、法令に反するプロジェクトが実現した場合は、司法機関が評価することになるだろう」

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(出典 news.nicovideo.jp)