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 21日、延期されていたプレミアリーグ第29節が行われ、トッテナムサウサンプトンが対戦した。なお、FW南野拓実はベンチ入りしたものの、出場機会はなかった。

 先日、欧州スーパーリーグ構想の混乱の最中、ジョゼ・モウリーニョ監督の解任を決断したトッテナムサウサンプトンホームに迎えたこの一戦は、クラブOBのライアン・メイソン暫定監督の指揮のもとで戦った。

 試合は2分、アウェイサウサンプトンがさっそくビッグチャンスを迎える。左からの高速クロスにモハメド・サリスが頭で合わせると、これはGKウーゴ・ロリスセーブ。そしてそのこぼれ球をチェ・アダムスが強烈ボレーで狙うも、これもロリスの見事な反応に防がれた。

 すると続く30分、サウサンプトンは左からCKを入れると、ニアに入りこんだダニーイングスが頭でボールの方向を変える。絶妙に逸らされたボールは、ファーポストへと当たってゴールに吸い込まれた。サウサンプトンセットプレーから先制に成功する。

 前半はなかなか決定機を作れなかったトッテナムだが、1点ビハインドで前半を折り返した60分、エリア内からルーカス・モウラがシュートを放つと、そのこぼれ球を拾ったギャレス・ベイルコントロールから左足でシュートブロックの間をすり抜けたボールはファーサイドネットを揺らし、トッテナムが同点に追いつく。

 勢いに乗ったスパーズは75分、左サイドを駆け上がったセルヒオ・レギロンの折り返しにソン・フンミンが左足で合わせ、またしてもゴールを揺らす。しかしこれはシュートコースに入ったルーカス・モウラがオフサイドの対象となり逆転ゴールとはならない。

 すると終盤、トッテナムはCKのこぼれ球からレギロンがシュートを狙うと、そこにムサ・ジェネポのタックルが入ってPKを獲得。90分、これをソン・フンミンが右足できっちりと決めて、今度こそ正真正銘の逆転ゴールを手にした。

 試合はこのまま終了。終了間際のPK弾で逆転勝利したトッテナムが、新体制の初陣で勝ち点3を掴んだ。一方のサウサンプトンは、リーグ戦ここ5試合で4敗を喫することとなった。

 次節は5月1日トッテナムシェフィールド・Uと、サウサンプトンレスターとそれぞれホームで対戦する。

スコア
トッテナム 2-1 サウサンプトン

【得点者】
0-1 30分 ダニーイングス(サウサンプトン
1-1 60分 ギャレス・ベイルトッテナム
2-1 90分 ソン・フンミン(PK/トッテナム

ベイルの同点弾などでトッテナムが逆転勝利 [写真]=Getty Images


(出典 news.nicovideo.jp)