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U-24日本代表は24日、国際親善試合のU-24アルゼンチン代表戦に向けた合宿3日目を迎えた。

東京オリンピック世代として、本大会前に集まれる数少ない機会となったが、3月は南米予選で1位通過を果たしたアルゼンチンと対戦する。

合宿3日目、スペインのヘタフェでプレーするMF久保建英オンライン取材に応対。メディアの質問に応じた。

今回の活動は厳重な新型コロナウイルス(COVID-19)の感染対策をした中で行われているが「色々制限がある中でやれることをやっていくことが大事かなと思いますし、ピッチ上では同じピッチで練習できるので、今日から全体合流するので、ピッチ上で突き詰めていきたいと思います」とピッチ上でのコミュニケーションを取りたいと語った。

またテーマとしては、「個人的にというよりもチームとしての精度を高める時期も入ってきていると思うので、積極的にコミュニケーションをとりながらチームとしてやりたいサッカーを統一して、チームとしての完成度を高めることが一番大事だと思います」とチーム作りが必要だとコメント。「誰が出ても同じサッカーをすることがこのチームのストロンポイントで、それには意思の統一がないと始まらないです」と語り、「かといって代表はクラブと違ってできる練習も限られているので、その中で全部を求めることは無理だと思いますが、大事なところから埋めていければと思います」と、ポイントを絞って精度を上げていきたいとした。

また、東京オリンピックについては「現状何も決まっていないのがあると思うので、自分たちが今できることは目の前の2試合に集中することだけだと思います」とコメントアルゼンチン戦に向けて集中することが大事だと語った。

そのアルゼンチン戦は中2日とオリンピック本番を想定して行われる。この2試合については「自分の情報が間違っていなければ、本番を想定してやっていますし、開催不透明なので自分が言うことはないですが、違う相手だと思ってやった方が良いと思います」とコメント。「どちらかというと、相手よりも自分たちの完成度を高める2試合になれば良いと思います」とやはりチーム作りをベースにしたいと語った。

ただ「間の時間があまり空かない中で、1試合目から2試合目のリカバリーと準備も大事になってくると思います」とし、「一番大事なのは1試合1試合、目の前の試合を大事にしないとどんな相手でも足元を掬われてしまうと思うので、格上とか格下とか関係なく、未知な部分もありながら、自分たちができることを出せていければと思います」と、何よりもチームとして結果を出して行くことが大事だとした。

その久保は今シーズンレアル・マドリーからビジャレアルへとレンタル移籍するも、ウナイ・エメリ監督の信頼を得られず。1月にヘタフェへと移籍し、活躍の場を変えるなど、苦しいシーズンとなっている。

ここまでの今シーズンについては「正直、思っていたより上手く行っていないのが現状です」と想像より良くないとコメント。ただ、「去年も残り10試合ぐらいで評価が分かれて、ラストスパートで自分が良い評価をもらえて今季のスタートににつながっていました」と語り、「残り10試合が大事だと思いますし、ちょうど区切りも良いので、今掴んだものを離さず、最後良い感じで終われたら結果オーライだと思います」と、昨シーズンのマジョルカでも見せた終盤戦での巻き返しに意欲を示した。

その久保は、久々の先発出場となったエルチェ戦で、ヘタフェ移籍後初アシストを記録した。その点については「判断材料としては自分が試合に次も出る資格もあるという1つの結果を残せたので、気持ちとしては結構楽です」とコメント。1つ結果が出たことを喜んだ。

また、今回の代表活動では久保よりも年下のDF中野伸哉(サガン鳥栖)が招集されている。その点については「最年少だから悪いということもなく、変に気負いすぎるのは良くないです。自分もそれはよくわかっているつもりです」とコメント。「積極的に自分が声をかけたりしていくことが、今まで自分が年上の選手に上手くなじませてもらっているので、それが自分の役目かなと思います」とコミュニケーションをとっていきたいと語った。

そして最も注目されているのが、Jリーグを席巻している川崎フロンターレのMF三笘薫との共演だろう。同じ川崎フロンターレの下部組織で育ったが、三笘については「何人か初対面の選手が今回いて、三笘選手は個人的に交流があって、初対面ではないので、コミュニケーションも取りやすいかなと思います」とコメント。「Jリーグを見ていても、抜けていると言うか、僕が言うことではないですが、見ていてすごく楽しい選手という印象があるので、早く一緒にプレーしてみたいです」とし、共演に期待を寄せた。

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(出典 news.nicovideo.jp)