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プレミアリーグ第24節、レスター・シティvsリバプールが13日にキングパワー・スタジアムで行われ、ホームレスターが3-1で逆転勝利した。
 
前節、ウォルバーハンプトンと0-0のドローに終わった3位のレスター(勝ち点43)だが、直近のFAカップ5回戦ではややメンバーを落とすもブライトンを1-0で撃破。白星を取り戻して今回のビッグマッチを迎えた。前節のウルブス戦からは先発4人を変更。長期離脱のジャスティンに代わってアマルテイ、チョードリー、イヘアナチョ、アジョセ・ペレスに代わってエンディディ、オルブライトンヴァーディが復帰した。
 
対する4位のリバプール(勝ち点40)は前節、首位のマンチェスター・シティに要塞アンフィールドで1-4の惨敗。痛恨のリーグ戦2連敗で逆転での2連覇が大きく遠のく結果となった。その敗戦からのバウンスバックを図る3位チームとのアウェイゲームでは先発2人を変更。負傷離脱のファビーニョに代わってこれがデビュー戦となるオザン・カバクがヘンダーソンの相棒を担い、チアゴに代わってミルナーが起用された。
 
開始直後の2分にレスターが相手のCKのカウンターからマディソンがロングシュートファーストシュートを放ったが、以降は前から猛烈に圧力をかけるリバプールが攻守にホームチームを圧倒。なかなか決定機まで持ち込めないが、エバンスとソユンクのセンターバックコンビにギリギリの対応を強いる。
 
立ち上がり以降もリバプールの流れが続くが、15分過ぎにアクシデント発生。負傷したミルナーがプレー続行不可能となり、17分にチアゴをスクランブル投入した。
 
このアクシデントにも動じず、素早い攻守の切り替えでことごとく相手の起点となる縦パスを引っかけては相手に攻撃のターンを与えずに押し込み続けるリバプール。20分にはアレクサンダー=アーノルドが果敢な縦への仕掛けからサラースルーパスを通すと、サラーがボックス内でGKと一対一の絶好機を迎えるが、ここはGKシュマイケルにうまくコースを消されて強いシュートを放てず。ゴール前にこぼれたボールに詰めたマネのシュートもDFアマルテイのブロックに阻まれた。
 
30分過ぎまで守勢が続いたレスターだが、粘り強い守備で何とか無失点を続けると、前半終盤にかけてはヴァーディを起点としたカウンター、背後を狙う動きから続けて惜しいシーンを作り出す。
 
まずは36分、左サイドで仕掛けたバーンズからのクロスゴール前でフリーとなったヴァーディが頭で合わすが、これは惜しくもGKアリソンの正面。続く42分にはややオフサイド気味もマディソンのフリックしたボールに抜け出したヴァーディがボックス右から渾身の右足シュートもこれはクロスバーを叩いた。
 
30分過ぎまでのリバプールペースから徐々にレスターに流れが傾きつつある中、0-0で折り返した試合は、後半も入りはアウェイチームの流れとなる。
 
リバプールは前半ほど前からの守備が嵌りにくくなったが、要所で良い形でのボール奪取を見せてフィニッシュまで持ち込む。56分にはボックス手前右の好位置で得たFKをアレクサンダー=アーノルドが直接狙うと、壁にわずかにディフレクトしたボールゴール右隅へ向かうが、これは惜しくもクロスバーを叩いた。
 
時間の経過と共に相手を押し込む展開に持ち込んだリバプールは67分、鮮やかな連携から待望の先制点を奪い切る。ティーレマンスの自陣でのやや不用意なサイドチェンジカットしたアレクサンダー=アーノルドがボックス手前からミドルシュート。DFにブロックされたボールを自ら回収してボックス右から折り返すと、ボックス中央でゴールを背にして足元に収めたフィルミノの絶妙なヒールサラーが狙いすました左足のダイレクトシュートゴール左隅に流し込んだ。
 
相手の時間帯で耐え切れずにビハインドを追うことになったレスターだが、すぐさま反撃に転じると、不安定な相手の隙を突いて一気に試合を引っくり返す。78分、ボックス左付近で仕掛けたバーンズがチアゴに倒される。当初、PK判定もVARのレビューエリア外のファウルと判定が変わるも、このFKをキッカーのマディソンが低弾道の速いボールゴール右隅に流し込む。当初、ゴール前でプレーに関与したアマルテイがオフサイドを取られてゴールは認められなかったが、VARのレビューの結果オンサイドと認められて同点ゴールとなった。
 
直後の81分にはティーレマンスロングフィードに対してDFオザン・カバクとエリア外に飛び出したGKアリソンの間でコミュニケーションミスが起きてボールクリアできずにいると、ボックス内でこぼれ球を回収したヴァーディが無人のゴールへ流し込んで逆転ゴールを奪取。
 
さらに、バタつくリバプールに畳みかけるレスターは85分、サラーの中盤での不用意な横パスを引っかけてエンディディが出した背後へのスルーパスに抜け出したバーンズがボックス左得意の角度から丁寧な右足のシュートをファーポストに流し込み、試合を決定づける3点目とした。
 
シティ戦の再現かのようなミス絡みの連続失点で試合を引っくり返されたリバプールはすでに投入していたオックスレイド=チェンバレンに続きシャキリを最後のカードとして切ったが、完全に逃げ切り態勢に入ったレスターを前に2点目、3点目を奪うことはできなかった。
 
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、苦手リバプールとの上位対決を逆転で制したレスターマンチェスター・ユナイテッドを抜いて暫定2位に浮上。一方、リバプールは昨季王者とは思えない脆さを見せて痛恨の3連敗を喫した。

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(出典 news.nicovideo.jp)