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中国スーパーリーグが、2021シーズンからのサラリーキャップ制度導入を発表した。

かつては“爆買い”が大きな話題となり、ヨーロッパで活躍するトッププレーヤーを資金力に任せて大量に獲得していた中国スーパーリーグクラブたち。しかし、近年は中国サッカー協会(CFA)の方針転換などもあり、給与面などが改善されている。

また、クラブの給与未払い問題や、クラブの消滅などを繰り返した中、今シーズン新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を受けて変則的なシーズンを過ごしていた。

その中国スーパーリーグは、2021シーズンからサラリーキャップを導入することを発表。外国人選手の年俸は300ユーロ(約3億8000万円)を上限、国内選手は500万元(約8000万円)を上限とすることになった。

なお、この制限を超えたチームに関しては、最大で勝ち点24が剥奪されることとなる。また、選手はCFA主催の試合への出場停止措置を受ける可能性もあるとのことだ。

中国スーパーリーグではチェルシーなどでプレーした元ブラジル代表MFオスカルが6000万ユーロ(約75億5000万円)で上海上港で加入。年俸は2300万ユーロ(約29億円)であり、今回も受けられる上限のおよそ8倍をもらっていた。

CFAがサラリーキャップ制度を導入する理由は「マネーフットボール」の抑制と中国代表への「投資バブル」をもたらしたいとのことだ。

CFAの陳戌源会長は、「中国スーパーリーグクラブの支出は、韓国のKリーグの約10倍、日本のJリーグの3倍となっている。しかし、我々の代表チームはるかに遅れをとっている」とコメントしている。

FIFAランキングで見れば、中国は75位に対し、韓国は38位、日本は27位となっており、会長の言葉通りコストに対して代表強化が進んでいないのが現状だ。

なお、1月1日から有効となり、2部と3部でもサラリーキャップ制度が導入されるとのことだ。

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(出典 news.nicovideo.jp)