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リバプールユルゲン・クロップ監督は、本拠地アンフィールドファンが戻ってきたことを心から喜んだ。クラブ公式サイトが伝えている。

前節のブライトン戦で痛恨のドローを喫したリバプールは、6日に行われたプレミアリーグ第11節で、ウォルバーハンプトンとホームで対戦。今節から2000人という上限があるものの、ファンのスタジアム入場が許可されており、久しぶりにKOPの姿がアンフィールドで見られる中での一戦となった。

序盤はウォルバーハンプトンにやや攻め込まれたリバプールだったが、24分に相手DFのトラップミスを見逃さなかったFWモハメド・サラーが先制ゴールマークすると、その後は主導権を握る展開に。後半はMFジョルジニオ・ワイナルドゥムやDFジョエル・マティプのゴールもあり、終わってみれば4-0のスコアで完勝した。

この結果、リバプールは首位トッテナムと勝ち点で並ぶ2位となった。しかし、試合後のインタビューに応じたクロップ監督は、試合の内容よりもまず先に、ファンについてコメントしている。

「正直なところ、フットボールの試合がなくても全てを取り戻すことはすでに素晴らしいことだった。ただ、ありがたいことに、我々は試合をすることができた。ウォーミングアップのためピッチへ出たとき、鳥肌が立ったよ。ピッチへ現れた選手を見た時、スタンド明らかに騒がしくなった。まだ通路にいた残りの選手たちも、『すごい音だな』と思い、外に出てきて、皆の顔を見たんだ」

ファンのいなかった10カ月を過ごした後だから、本当に感慨深いものがあった。ただただ、素晴らしい兆候だ。ワクチンを発明した賢い人たちのニュースを見た時の感覚に、少し似ているよ。『あぁ、ついに!』っていうね」

「スタジアムに人が集まれたのは良い兆候だと思う。すべてがうまくいく可能性はあるし、サッカー界だけでなく、社会としてもそれを土台にしていけるんじゃないかな。本当に素晴らしいことだ」

また、ファンとの再会について、あの曲を再び聞けることが嬉しかったと振り返った。

ファンは我々の一部なんだ。今日の試合で彼らに少しでも恩返しができたなら嬉しいね。試合前に、選手たちに今日はスタジアムにサポーターが来ることを話しをした。どうなるかわからなかったが、抜群に素晴らしかった」

「本当にエモーショナルであり、試合中も際立っていた。それに、『You’ll Never Walk Alone』をもう一度聴けたのも本当に嬉しかった。この後で誰もケガ人が出なければ、完璧な夜だったと言えるだろう」

クロップ監督はインタビューの中で、難敵ウォルバーハンプトンを破ったチームについても言及。ほぼ完璧なパフォーマンスを見せてくれたと、選手たちを称賛した。

「優れたチームを相手にしながら、最高のパフォーマンスができた。それは何よりもまず、選手たちのおかげだと思う。今夜の我々と対峙した相手は、本当に難しかったんじゃないかな。本当に、本当にハイレベルパフォーマンスだった」

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(出典 news.nicovideo.jp)