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プレミアリーグ第11節、トッテナムアーセナルによるノースロンドンダービーが日本時間6日25:30にトッテナムホットスパー・スタジアムでキックオフされる。好調のスパーズが首位チームとして不振のガナーズをホームで迎え撃つ今季最初のダービーだ。

トッテナム(勝ち点21)は前節、敵地で行われた3位のチェルシー(勝ち点19)とのロンドンダービーを0-0のドローで終え、連勝が「4」でストップも首位キープに成功した。同試合ではマンチェスター・シティ戦同様にモウリーニョ仕込みの堅守が機能し、3試合連続クリーンシートを達成。その一方、攻撃では相手を引き込んでのロングカウンターという十八番の形を封じられており、今後に向けた課題を実感する一戦となった。

直近のヨーロッパリーグ(EL)ではFWソン・フンミン、MFホイビュルク、MFエンドンベレと一部主力を起用した中、LASKリンツを相手に振るわない内容での3-3のドローに。そして、ポルトガル指揮官は試合後、「収穫は決勝トーナメント進出が決まったことだけ」と、モチベーションを含めたチームパフォーマンスに苦言を呈している。その低調なパフォーマンスダービーを控える中での一時的な気の緩みなのか、はたまた好調ゆえの傲慢さなのか、今回の一戦で証明されることになるはずだ。

一方、直近2敗1分けで14位に低迷するアーセナル(勝ち点13)は前節、7位のウォルバーハンプトン(勝ち点17)にホームで1-2の敗戦。守備では突破力のあるアタッカー、被カウンター時の対応に脆さをみせ、攻撃では引いた相手に対する創造性の欠如と、現チームの課題を改めて露呈する内容となった。直近のELでは格下ラピド・ウィーン相手に若手の躍動、DFパブロ・マリの復帰弾と4-1の快勝でリバウンドメンタリティを示した。ただ、前述の課題を抱える中で最も相性が悪いと言えるトッテナムとのダービーを迎えるにあたって不安要素ばかりが目に付くと言わざるを得ない状況だ。

なお、昨シーズンモウリーニョ監督と、アルテタ監督の初対決はモウリーニョ監督に軍配。アーセナルがFWラカゼットゴールで先制に成功も、ソン・フンミンの1ゴール1アシストの活躍により、ホームトッテナムが2-1の逆転勝利を収めている。

また、イギリスコロナウイルスの規制緩和により、今回の一戦では最大2000人の観客入場が許可されており、今年3月以来スタジアムにファンが戻ってくることはダービーに更なる熱狂をもたらしてくれるはずだ。

トッテナム
【4-2-3-1】
トッテナム予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.

GK:ロリス
DF:オーリエ、アルデルヴァイレルト、ダイアー、レギロン
MF:ムサ・シソコ、ホイビュルク
MF:ソン・フンミン、エンドンベレ、ベルフワイン
FW:ケイン

負傷者:GKロリス、DFアルデルヴァイレルト、レギロン、MFラメラ、FWケイン、ヴィニシウス
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関してはラメラの欠場が確定。さらに、いずれも軽傷を抱える守護神のロリスエースケインに欠場の可能性がある。一方でアルデルヴァイレルトは全体練習に復帰しており、直前のチェックで問題がなければ、先発に戻るはずだ。

スタメンに関しては前節のチェルシー戦を踏襲する形となるが、ロリスケインが間に合わない場合、2018年12月末以来2年ぶりのリーグ戦出場となるGKハートベイル、ヴィニシウス、ルーカス・モウラのいずれかが代役を担う。直近のLASK戦ではケイン不在を想定してか、ソン・フンミンを最前線に置く形を試しており、コンディション不良のヴィニシウスが間に合わない場合、その形を採用することになりそうだ。

アーセナル
【3-4-3】
アーセナル予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:レノ
DF:ホールディング、ガブリエウ、ティアニー
MF:ベジェリン、セバージョス、ジャカ、サカ
FW:ウィリアン、ラカゼットオーバメヤン

負傷者:DFダビド・ルイス、MFトーマス・パルティ、FWマルティネッリ
出場停止者:FWペペ(2/3)

リーズ戦で一発退場のペペが前節に続き欠場となる。負傷者に関してはウルブス戦で頭部を負傷したD・ルイス、筋肉系にトラブルを抱えるトーマスが間に合うか微妙なところだ。

システムに関しては直近で継続している[4-2-3-1]の可能性もあるが、1-0で勝利したマンチェスター・ユナイテッド戦に近いイメージで[3-4-3]の採用を予想。スタメンに関しては軽傷を抱える前述の2選手の復帰の可能性に加え、メイトランド=ナイルズ、エルネニー、ネルソンあたりの抜擢もありそうだ。

★注目選手
トッテナム:FWガレス・ベイル

トッテナムの注目プレーヤーは約7年半ぶりのダービーに臨むベイルだ。今夏、不遇をかこったレアル・マドリーから古巣に電撃復帰を果たした31歳は、ここまでケガやコンディションの問題もあり、公式戦8試合2ゴールと思ったほどの存在感を放てていない。それでも、WBA戦ではチームに勝ち点3をもたらす決勝ゴール、直近のLASK戦ではPKによるゴールでキャリア通算200ゴール(クラブ通算167、代表通算33)を達成。消える時間が少なくないものの、要所でワールドクラスの輝きを見せ始めている。

現状のコンディションを考慮すれば、より負荷が大きいリーグ戦での先発起用の可能性は低いが、前述のようにケインが起用できない場合、モウリーニョ監督がこのビッグマッチで起用に踏み切る可能性は十分にある。また、ノースロンドンダービーの通算成績は10試合5ゴール1アシストで、直近は2戦連発中と相性の良さを見せている。

モウリーニョ監督としては先発、途中出場に関わらず、本調子ではないベイルを起用しない状況が理想と言えるが、大舞台で勝負強さを発揮する百戦錬磨のウェールズ代表FWに出番は訪れるのか…。

アーセナル:DFガブリエウ・マガリャンイス

アーセナルの注目プレーヤーは若きディフェンスリーダーとして大きな期待を背負うガブリエウだ。今夏、多くのビッグクラブの関心を集めた中、リールから鳴り物入りでの加入となった左利きの190cmのセンターバックは、ここまでプレミアリーグ9試合で2ゴールと上々のデビューシーズンを送っている。

リール時代から高い評価を受けていた、卓越した身体能力はフィジカル自慢のプレミアリーグにおいても十二分に通用しており、もう一つの持ち味でもあるビルドアップ能力に関しても、判断良く中盤や前線に効果的な縦パスを付ける場面が目立つ。さらに、アルテタ監督が求める複雑な立ち位置の変化にも適応する戦術理解度も高評価に繋がっている。

自身初のダービーに向けてはケインを起点にソン・フンミン、ベルフワイン、ベイルら快足アタッカーから繰り出される高速カウンターへの対応がカギを握る。味方と連携しながら中盤やギャップに顔を出す相手10番に前を向かせない対応、背後のスペースへのケアと難しいマルチタスクを担う。また、得意の空中戦を生かした今季3点目にも期待がかかるところだ。

ちなみにスパーズの副官を務めるジョアン・サクラメント氏はリール時代にガブリエウを指導しており、同選手の知られざる癖や弱点を突いてくる可能性もありそうだ。
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(出典 news.nicovideo.jp)