(出典 www.football-zone.net)



 イタリア指揮官のマッシミリアーノ・アッレグリ氏が、イングランドサッカーについて語った。4日、イギリス紙『タイムズ』が伝えた。

 現在53歳のアッレグリ氏は2003年の現役引退後から指導者に転身し、下部リーグの複数クラブを経て、2008年5月からカリアリを指揮。同クラブで監督としての名声を高め、2010年6月に就任したミランでは、就任初年度にセリエAを制す。2014-15シーズンからはユヴェントスリーグ5連覇を達成したが、2018-19シーズンをもってクラブを去り、現在はフリーの状態が続いている。

 アッレグリ氏はマンチェスター・Uアーセナルなどのビッグクラブが招へいを検討していると報じられており、本人も英語を学んでいることを認めている。そんな同氏はイングランドサッカーについて次のようにコメントし、プレミアリーグでの指揮に関心を持っていることを明かした。

「私からすれば、今日のイングランドサッカーは、多数の外国人指揮官によって進歩を遂げている。10年前と比べ、より多くの戦術が存在するようになった。イングランドは今、より洗練され、より戦術的だが、同時に古き良き伝統への敬意を払っている。プレミアリーグを経験したいと思っている。イタリアでは、ミランに4年、ユヴェントスに5年いた。今はイタリアで再び働くか、難しいとは思うがイングランドでの仕事を期待している」

 一方でアッレグリ氏は、「重要なことは、どの国にも独自の文化があるということだ。イングランドイタリアと違うし、スペインともドイツとも違う。クラブにもそれぞれの文化があり、それらを変えることは難しい」ともコメント。「例えば、マンチェスター・Uは50年間同じスタイルを貫いてきた。ルイ・ファン・ハール(※2014年夏から2016年夏まで指揮)はクラブにポゼッションスタイルを持ち込もうとしたが、クラブスタイルは『ボックスに飛び込め。攻めろ、攻めろ。クロスを上げろ、クロスを上げろ』だ。アーセナルはユナイテッドとは異なる。イタリアでもユヴェントスミランでは別物だ」と、異なるクラブや文化で指揮をとることの難しさを語っていている。

様々なクラブが狙うアッレグリ氏 [写真]=Getty Images


(出典 news.nicovideo.jp)