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フットボールの進化に伴い、より多くのことを求められるポジションとなったDF。守備だけでなく、攻撃陣顔負けのテクニックや得点力を持つ選手たちが現れる中、オンラインスポーツメディアSportskeeda』が、21世紀に入ってから、クラブキャリアで最も多く得点を挙げたDFトップ10を紹介している。

10人の中には既に現役を退いている選手も多数いる中、21世紀最多得点DFに輝いたのは、今もなお現役としてプレーを続けるレアル・マドリースペイン代表DFセルヒオ・ラモスだった。


キャリア通算で公式戦705試合に出場し、圧巻の103ゴールを記録しているラモス。元々空中戦の強さを活かし、セットプレーなどから得点を重ねていたが、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド2018年夏に退団して以来、PKキッカーも務めており、ここに来てさらにゴール数を伸ばしている。

11月上旬には、マドリーでのクラブ通算100ゴールを達成。クラブ史に残る偉大なキャプテンである元スペイン代表DFフェルナンド・イエロ氏が記録して以来、2番目のDFとしてクラブ100ゴールを挙げた選手になっている。

キャリア71ゴールを記録し、ラモスに次いで2位にランクインしたのは、元オーストリア代表DFレネー・アウフハウザー氏だ。1993年にプロデビューし、2014年に現役を引退した同氏は、20年以上に渡るキャリアの中で、主にレッドブルザルツブルクで活躍。2005年夏から2010年1月までの4シーズン半で、CBとして50ゴールを決め、3度のリーグ王者に輝いた。キャリア通算では85ゴールを記録している。

3位には67ゴールレンジャーズイングランド人DFジェームス・タベルニエが入った。ニューカッスルデビューしたタベルニエは、攻撃的SBとしてレンジャーズでのここまでの6シーズンで50ゴールを記録。また、正確なクロスを武器にキャリア通算96ゴールという数字を残している。まだ29歳のタベルニエは今季もすでに12ゴールを決めており、さらなるゴール量産の予感だ。

この3人に続く4位に入ったのが、数々の記憶に残るスーパーゴールを決めた元ブラジル代表DFのロベルトカルロス氏だ。当時“銀河系軍団”と呼ばれたレアル・マドリーで輝かしいキャリアを送った同氏は、DFながら爆発的なシュート力を誇り、セットプレーでは常に相手の脅威になっていた。オープンプレーからも強烈なロングシュートも得意としており、その左足は“悪魔の左足”と恐れられた。ロベルトカルロス氏はブラジル時代やインテル時代も含めてキャリア通算では96ゴールとなっている。

その他、ロベルトカルロス氏の同胞で、超攻撃的SBとしてバルセロナ黄金期を支えた元ブラジル代表DFダニエル・アウベスなどが5位以下にランクインしている。

ランキングトップ10にはやはりサイドバックの選手が多く、キャリアのほとんどをセンターバックとしてプレーしながら、2位以下の選手に30ゴール以上の差をつけてトップに立つラモスは、DFの中ではやはり異質な得点力の高さを誇っているようだ。

◆21世紀のDF最多得点ランキングトップ10(括弧内は得点を記録した所属クラブ一覧/国籍)

1位セルヒオ・ラモスセビージャレアル・マドリー/スペイン):103ゴール
2位:レネー・アウフハウザーレッドブルザルツブルク、グラーツァーAK、LASKリンツ/オーストリア):71ゴール
3位:ジェームス・タベルニエ(レンジャーズ、ロザラム・ユナイテッドブリストル・シティ/イングランド):67ゴール
4位:ロベルトカルロスレアル・マドリー、フェネルバフチェ、インテルアンジ・マハチカラ、パルメイラス、コリンチャンス/ブラジル):65ゴール

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(出典 news.nicovideo.jp)