(出典 www.soccerdigestweb.com)



渦中のアラバが去就に言及 「僕もニュースで知った」と交渉“打ち切り”報道に驚き

 オーストリア代表DFダビド・アラバのバイエルン・ミュンヘンでのキャリアが、いよいよ終わるかもしれない。地元メディア「Bayerischer Fernsehen」の番組内で、バイエルンのヘルベルト・ハイナー会長が交渉の打ち切りを明言したが、ドイツサッカー専門誌「キッカー」によると、アラバ自身もこの放送を受けて状況を知ったという。

 2008年バイエルンの下部組織に加入したアラバは、10年2月にトップチームデビューを果たすと、11年にホッフェンハイムへレンタル移籍した半年間以外は、バイエルンの選手として戦い続けた。

 そんなアラバだが、バイエルンとの契約は2021年6月で満了を迎える。現在も主力のアラバに対して、バイエルンは契約延長オファーを送ってきた。しかし、マンチェスター・シティを筆頭に複数のプレミアリーグクラブが関心を示しているアラバは、そのオファーに応じていなかった。

 こうした状況のなか、「Bayerischer Fernsehen」に出演したバイエルンのハイナー会長は、アラバとの交渉を打ち切ったことを公にした。しかし、このことはアラバ本人には伝えられていなかったという。

 バイエルンが契約延長を諦めたことについて、アラバは「僕もニュースで、そのことを知ったんだ。今後どうなるかは間もなく分かるだろう。僕はすぐには、そのことを考えられなかったよ」と、知った時に動揺したことを明かしている。

 そして、「僕は今でもこのクラブの一部であることを嬉しく思っている。でも、僕は違う視点で捉えている。僕について、真実ではないことが報じられている。一般に報じられている金額も正しくはない。そうした情報をクラブが公式に修正してくれなかったことには、がっかりしたし、傷ついたよ」と話しており、アラバとクラブの溝は広がっているようだ。

 バイエルンハンス=ディーター・フリック監督が、来シーズン以降も残留を願っているように、まだまだチームの主力であるアラバ。今後、激しい争奪戦に発展しそうだ。
Football ZONE web編集部)

オーストリア代表DFダビド・アラバ【写真:Getty Images】


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