バイエルンの元ドイツ代表FWトーマス・ミュラーが、チャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第1節アトレティコ・マドリーとの試合中、主審に放った言葉が話題になっている。ドイツ『キッカー』が報じた。
バイエルンは21日に開催されたCLで、アトレティコを4-0のスコアで圧倒。守備力に定評のあるスペインの強豪に大勝し、欧州王者の力を世界中のサッカーファンに見せ付けることとなった。
しかし、その強さとは別に、この試合ではメディアの話題となる出来事が発生している。21分に、ミュラーとアトレティコのイングランド代表DFキーラン・トリッピアーが接触。さほど激しいプレーではなかったが、この試合で主審を務めたマイケル・オリバー氏はミュラーにイエローカードを提示した。
するとミュラーはこの判定に対して「どうなってんだよ!」と激怒。その後に「あいつらは欧州屈指の問題児だぞ。(その相手とのタフな試合なのに)これくらいでイエローカードが出るのか!」と続けた。
ディエゴ・シメオネ監督の下、闘争心を全面に出すチームスタイルで一世を風靡したアトレティコは「荒いチーム」というイメージが持たれやすく、ミュラーもそうした印象からついこうした発言をしたのかもしれない。
幸い、ドイツ語での発言だったため、イングランド人のオリバー主審に伝わることはなく、異議による2枚目のカードなどが出る事態にはならなかった。
試合後、バイエルンのハンジ・フリック監督はドイツ『スカイ』のインタビューでミュラーの反応に対して理解を示しつつ、それ以上のコメントは避けた。一方で、ミュラーの常に声を出す姿勢には好意的なコメントを残している。
「彼はチームをコーチし、チームメイトを何度も何度もプッシュしている。彼は私にとって腕のような選手であり、チームの中心だ」
アトレティコ同様、闘志を全面に出したプレーが持ち味のミュラー。CLは新型コロナウイルスの影響で無観客試合が続いている影響から、スタジアム内に声が響きやすいため、今後は試合中の発言に注意した方がいいかもしれない。
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(出典 news.nicovideo.jp)
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