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リーグ第5節セビージャ戦で同点弾 トップ下として好調をキープ 

 バルセロナは現地時間4日に開催されたリーガ・エスパニョーラ第5節、ホームでのセビージャ戦で1-1と引き分け、開幕3試合の成績が2勝1分となった。この試合で同点ゴールを挙げたのはブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョだ。昨季は“構想外”となりバイエルン・ミュンヘンへと期限付き移籍の憂き目にあった名手が、今季はキーマンとなりつつある。

 試合は開始早々、セビージャFWルーク・デヨングの左足ボレーで先制される展開にとなったが、嫌なムードを振り払ったのはコウチーニョだった。アルゼンチン代表FWリオネル・メッシからスペイン代表DFジョルディ・アルバに出たパスを相手DFがクリアミスすると、これをコウチーニョが反応して同点ゴールを叩き込んだ。

 バルサは新加入のボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレム・ピャニッチ、アメリカ代表DFセルジーノ・デストを立て続けに投入。しかしセビージャの守備を最後まで崩し切れず、勝ち点1にとどまった。

 それでもポジティブなのはコウチーニョが同点ゴールを挙げたことだろう。スペイン紙「マルカ」によると試合後の会見で「中盤の中央にはセビージャの選手がいて、少し苦労した」と振り返るとともに、このようにも話している。

「良い仕事をして大きなことを成し遂げたいという欲求がものすごくあるんだ。勝ち点をつかむことができたし、ここでインターナショナルブレイクに入る。戻ってきてからも、やるべきことを続けなければいけない」

 2018年1月にリバプールから鳴り物入りで加入したコウチーニョだったが、ウイングに加えて、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(現ヴィッセル神戸)の後継者としてインサイドハーフで起用されることもあった。しかし、ポジションが合わずに昨夏はバイエルンへと期限付き移籍している。

 それでも今季はロナルド・クーマン新監督のもとでトップ下のポジションが与えられ、攻撃陣の一角として好調をキープしている。ゴール時にユニフォームの下にボールを入れるパフォーマンスについて「妻が妊娠していて、ゴールを彼女に捧げたかった」と公私ともに順調であることを口にしたコウチーニョは、新生バルサにとって“最大の補強”の一つと言えそうだ。(Football ZONE web編集部)

セビージャ戦で同点ゴールを決めたバルセロナMFフィリペ・コウチーニョ【写真:AP】


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