(出典 football-tribe.com)



サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出されるキックがそのままゴールネットを揺らせば、盛り上がりは一気に最高潮へと達する。

この企画『Beautiful Free Kicks』(美しいフリーキック)では、これまでに生まれたFKの数々を紹介していく。

今回は、元イングランド代表MFのデイビッド・ベッカム氏がレアル・マドリー時代に決めたフリーキックだ。


2003年夏に鳴り物入りマンチェスター・ユナイテッドからレアル・マドリーに加入したベッカム氏。チーム事情から当初はボランチでの起用が多かったものの、その卓越した右足から多くのゴールアシストを決めた。

2003年9月21日に行われたラ・リーガ第4節のマラガ戦では、マドリー移籍後初となる直接FKを決めている。

1点を先制して迎えた72分、マドリーはバイタルエリア右でFKを獲得する。ボールの側には、MFルイス・フィーゴ、DFロベルトカルロス、そしてベッカムとFKの名手たちが勢揃いする。

ボール左に立ったベッカムボールちょこんと動かすと、ボール右のフィーゴが足裏でしっかりと止める。さらにボール後ろのロベルトカルロスフェイクの動きを見せながら、最後はベッカムが優しく右足を振り抜くと、完全に相手GKの逆を突き、ゴール左のサイドネットへと突き刺さった。

セットプレー一つでもサポーターを沸かせることができた当時の銀河系軍団ことレアル・マドリー。今見てもその輝きは眩しい限りだ。

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