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ブトラゲーニョ氏とバルダーノ氏がCL組分け決定を受けて語る

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ組分け抽選会が現地時間1日に行われ、3大会ぶりの優勝を目指すレアル・マドリードグループBに入った。優勝以外は失敗とみなされる常勝軍団だけにクラブ幹部はその期待に応えようと意気込んでいるが、OBからは悲観的な意見も出ている。スペイン紙「AS」が報じた。

 レアルの組織関係ディレクターを務めるエミリオ・ブトラゲーニョ氏は、グループステージで対戦するシャフタール(ウクライナ)、インテルイタリア)、ボルシアMG(ドイツ)について、「彼らはそれぞれ異なるスタイルチームだ。シャフタールは非常に楽しくて攻撃的なサッカーをする。インテルは、歴史と実力を兼ね備えている。ボルシアMGも非常に危険なチームドイツの古豪でとてもダイナミックだ。我々は彼らと対戦する時にはしっかりと警戒する必要がある。一度のつまずきが致命的になり得る」と、決して楽なグループではないと分析した。

 その一方で、「我々は、自分たちがこの大会に関して何を期待されているのか理解している。要求されるレベルは非常に高いものになるだろうが、ベストを尽くす」ともコメント。前身のチャンピオンズカップ時代も含めて、歴代最多14回目の優勝へ意欲を見せた。

 しかし、ブトラゲーニョ氏と同様に現役時代はレアルプレーし、引退後はクラブ幹部を務めた経験もあるホルヘ・バルダーノ氏は、全く違う考えを持っているようだ。

 スペインメディア「モビスター」の取材に応じた同氏は、「今のレアルは過渡期に入っている。だから優勝するのは難しいと思う。多くのことが不確定だからね」と発言。ウェールズ代表FWギャレス・ベイル(→トッテナム)やコロンビア代表MFハメス・ロドリゲス(→エバートン)といった30歳前後のスター選手がチームを離れ、代わりにブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデら20代前半の若手選手が台頭しつつある現チームは、若返りを図っている真っ只中にあるため、世界最高峰の大会であるCLで優勝できるレベルには達していないとの考えを示した。

 スペイン王者として臨む今季のCLで、レアルはどのような結果を手にするのだろうか。(Football ZONE web編集部)

スペイン王者としてチャンピオンズリーグに臨むレアル・マドリード【写真:Getty Images】


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