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ファティが開幕2試合で3ゴール、今季大ブレークの予感が漂う

 バルセロナに所属する17歳スペイン代表FWアンス・ファティの勢いが止まらない。現地時間1日に行われたリーガ・エスパニョーラ第4節のセルタ戦(3-0)で先制ゴールを決めたファティは、開幕から2試合で3得点とゴール量産体制に入り、現地メディアは「天井知らず」「アントワーヌグリーズマンやウスマン・デンベレを凌駕」と称賛を送っている。

 昨季クラブ史上2番目の若さとなる16歳298日でデビューを飾ったファティは、今シーズンの開幕戦となった9月27日の第3節ビジャレアル戦でいきなり2得点とPK奪取の活躍で、チームの4-0勝利に貢献した。

 2試合連続の先発出場となったセルタ戦でも、前半11分に試合の均衡を破るゴールを決めてチームに勢いをもたらした。バルセロナは前半のうちに退場者を出すも、ファティの活躍もあって3-0で快勝している。

 開幕2試合で3得点と絶好調の17歳を、スペイン紙「マルカ」は「素晴らしいフォームで2020-21シーズンスタートを切った」と称賛。ロナルド・クーマン新監督の下では、実績ある選手を遥かに上回るパフォーマンスで“レギュラー当確”の立ち位置につけているとも指摘されている。

「事実として、アンス・ファティはバルセロナで実績あるアントワーヌグリーズマンやウスマン・デンベレらを凌駕するパフォーマンスを見せていて、ロナルド・クーマンの攻撃陣の中で、レギュラーが確約された選手として期待されている」

 トップデビューから約1年で定位置をつかみ取りつつあるファティ。記事では「エリートレベルで25試合しか出場していないにもかかわらず、彼はファーストチームレギュラーになり、ルイス・エンリケのスペイン代表にも名を連ねている」とその急速な成長ぶりについても記されている。「アンス・ファティは天井知らず」と底知れないポテンシャルの高さに対する期待は膨らむばかりだ。

 ウルグアイ代表FWルイス・スアレス(→アトレティコ・マドリード)が退団し、トップターゲットに定めていたアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスインテル)ら新FWの補強も実現していないバルセロナ。デンベレにも退団の噂が絶えないなか、大ブレークの予感を漂わせるファティに注目が集まりそうだ。(Football ZONE web編集部)

バルセロナFWアンス・ファティ【写真:AP】


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