(出典 www.theworldmagazine.jp)



サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにすることをそう呼んでいた。(クリケットにおいて打者を連続でアウトにすることは相当難易度が高い)

サッカー選手にとって、「ハットトリック」は実力を証明する功績でもあるが、そう簡単にはお目にかかれない。この企画『HAT-TRICK HEROES』では記憶に残る「ハットトリック」を紹介していく。

今回は、フィオレンティーナの元フランス代表FWフランク・リベリバイエルン時代に決めた珍しいハットトリックだ。


2007年マルセイユからバイエルンへと加入したリベリは、左ウイングポジションレギュラーとして12シーズンに渡ってプレーブンデスリーガでは通算271試合に出場し85ゴール121アシストを記録した。

ゴール、そしてアシストチームを勝利に導いたリベリだが、2019年3月9日に行われたブンデスリーガ第25節のヴォルフスブルク戦では、中々見ることがない“アシスト”のハットトリックを達成している。

さらに驚くべきはこの試合のリベリはベンチスタートだった。序盤から試合を支配したバイエルンが3-0とリードを広げると、55分にFWセルジュ・ニャブリとの交代でリベリがピッチに入る。

すると、76分、ボックス左端でボールを持ったリベリが中央のFWトーマス・ミュラーへパスを送ると、これを左足ダイレクトで合わせ、チームの4点目を奪う。

さらに82分には、左サイドを突破したリベリがフリーの状態から左足でクロスを上げると、ファーサイドのMFヨシュア・キミッヒが頭で合わせる。

そして85分、再びリベリが左サイドを突破。切り返しから右足でクロスを上げると、今度はエースのFWロベルト・レヴァンドフスキが頭で沈めた。

オランダ代表FWアリエン・ロッベンとともに“ロベリー”と称された二人だが、2019年夏に揃って退団。2020-21シーズンからはニャブリがリベリの背番号「7」を引き継ぐことも決まっている。

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(出典 news.nicovideo.jp)