(出典 mania-of-football.com)



開幕節ボルシアMG戦の後半32分、自陣ゴール前から90mを駆け抜けてフィニッシュ

 ドイツ1部ドルトムントノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドは、現地時間19日に行われた2020-21シーズン開幕戦で2ゴールを挙げ、ボルシアMGを3-0で破る原動力となった。なかでも、自陣から敵陣まで約90メートルを駆け抜けてフィニッシュを仕留めた圧巻のカウンター弾が称賛の嵐となっている。

 2019年末にオーストリア1部ザルツブルクからドルトムントへ完全移籍したハーランドは、リーグ戦15試合で13ゴールを記録するなど、ドイツの地でも自慢の得点力を遺憾なく発揮。瞬く間に新エースに上り詰めた。

 迎えた2年目の2020-21シーズンも、開幕節・ボルシアMG戦で好スタートを切った。1点リードで迎えた後半9分にPKで今季リーグ戦初得点を挙げると、後半32分にハイライトシーンが訪れる。

 相手のセットプレーしのぎ、MFジェイドン・サンチョが自陣のペナルティーアーク付近でボールを拾うとカウンターを発動。20歳の若きイングランド代表はスピードに乗ったドリブルで敵陣のアタッキングサードまで持ち込むが、自陣のペナルティーエリア内にいたハーランドは191センチの長身を感じさせない軽快なスプリントでサンチョを追い越し、スルーパスをダイレクトで仕留めてダメ押しのチーム3点目を奪った。

 スペイン紙「AS」は、「ハーランドの超音速90mカウンターライバルは彼に追いつくことができない」と動画付きで紹介。スペイン紙「マルカ」も「ドルトムントゴールでよりも素晴らしいのはハーランドのスプリント、それともサンチョのドリブル?」と問いかけた。また、米スポーツ専門局「ESPN」のサッカー専門ツイッターは「ドルトムントロケット」と勢いあるカウンターを表現している。

 今季もドイツの地で“ハーランド劇場”が開催されることになりそうだ。(Football ZONE web編集部)

ドルトムントFWアーリング・ブラウト・ハーランド(写真左)【写真:AP】


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