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後半32分から途中出場し、縦への突破を見せるシーンもあったが…

 ビジャレアル日本代表MF久保建英は、現地時間13日に行われたスペインラ・リーガ開幕節で途中出場するも、目に見えた結果は残せず1-1のドローに終わった。スペイン紙は「難しい状況だった」と分析している。

 ウエスカのFW岡崎慎司が1トップでスタメン出場した一方、久保は開幕戦でベンチスタートとなった。

 スコアが動いたのは前半42分だった。ウエスカが自陣からパスをつなぎ、岡崎のポストプレーから一気にスピードアップして右サイドへ展開。右サイドバックのDFパブロ・マフェオが広大なスペースボールを受けると、そのままドリブルで切れ込んでゴール左隅に鮮やかなシュートを流し込んだ。

 後半も一進一退の攻防が続くなかビジャレアルが徐々に攻勢を強め、後半23分にFKの混戦からウエスカDFマフェオの腕にボールが当たり、VAR(ビデオアシスタント・レフェリー)の確認を経てPK判定。これをG・モレノが冷静に決めて、ビジャレアルが1-1と試合を振り出しに戻した。

 同点に追いついた後半32分にビジャレアル一気に3人を交代。直前に左足を痛めたMFフランシス・コクランが緊急交代を強いられた一方、久保がスペイン代表FWパコ・アルカセルとの交代でトップ下に入り、G・モレノがトップ下から1トップに回る陣形へと変更した。

 トップ下の久保はコンビネーションプレーで何度か打開を試み、後半アディショナルタイムには鋭いドリブルからファウルを誘発してFKのキッカーも担当。さらに混戦の中から久保が叩きつけるような左足のシュートを放ち、FWフェルナンド・ニーニョがゴール前で触るも、これは相手GKの好セーブに阻まれた。試合はそのままタイムアップを迎え、日本人対決は1-1で痛み分けとなった。

 スペイン紙「AS」は、試合に出場したビジャレアルの選手のパフォーマンスチェック。個人寸評で久保は、「アクセルを踏んでピッチに入った。数回の相手ゴールに迫るも、相手を崩すことはできなかった。難しい状況だった」との評価となっている。

 ビジャレアルでのデビュー戦は出場時間13分のみ。19日に行われる第2節エイバル戦では、より多くのプレータイムをもらえるだろうか。(Football ZONE web編集部)

ビジャレアルMF久保建英は途中出場の難しさを強いられた【写真:Getty Images】


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