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サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにすることをそう呼んでいた。(クリケットにおいて打者を連続でアウトにすることは相当難易度が高い)

サッカー選手にとって、「ハットトリック」は実力を証明する功績でもあるが、そう簡単にはお目にかかれない。この企画『HAT-TRICK HEROES』では記憶に残る「ハットトリック」を紹介していく。

今回は、元カメルーン代表FWのサミュエル・エトー氏がバルセロナ時代に決めたハットトリックだ。


バルセロナアーセナルからフランス代表FWティエリ・アンリを獲得した2007-08シーズンエトーは負傷により出遅れる。さらに1月にはアフリカ・ネーションズカップチームを離脱していた。

それでも、約1カ月半ぶりの出場となった2008年2月24日ラ・リーガ第25節レバンテ戦では圧巻のハットトリックを決めている。

前半を2-1とリード折り返して迎えた55分、自慢の快足でFWリオネル・メッシスルーパスに抜け出すと、GKもかわして追加点を奪取する。

さらに62分には再びメッシの完璧なお膳立てから2点目を奪うと、試合終了間際の87分には右サイドを突破したFWボージャン・クルキッチからの折り返しに合わせ、ハットトリックを達成した。

このシーズンエトーは、出場機会こそ少なかったもののリーグ戦18試合で16ゴールと抜群の決定力を見せた。

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(出典 news.nicovideo.jp)