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スペイン地元紙が報道、リーグ戦で「最高の出来を披露するには至らなかった」

 スペイン2部サラゴサに所属するMF香川真司は、1部昇格を逃したことでその去就が注目されてきたが、クラブ側は高額年俸を理由に放出に向けて動いているようだ。スペイン地元紙「スポーツ・アラゴン」が報じている。

 香川は昨夏サラゴサと2年契約を結び、憧れの地であったスペインでの挑戦をスタートさせた。大きな期待を背負った開幕直後は好調を維持したが、体調不良などもあって次第にパフォーマンスが低下。「スポーツ・アラゴン」紙も「調子の波がある補強」と指摘し、リーグ戦31試合4得点という成績について「最高の出来を披露するには至らなかった」と評している。

 チームリーグ戦終盤に失速して3位に終わると、プレーオフ準決勝で6位エルチェに2戦合計0-1で敗戦。苦しいチーム状況の中で香川は奮闘したものの、1部昇格を逃したことで去就報道が過熱していた。中東のカタールサウジアラビアトルコなどからの関心が伝えられるなか、同紙は「レアル・サラゴサとシンジ・カガワが夏の市場での退団合意に向けて交渉中」と報じた。

シンジ・カガワがレアル・サラゴサの最初の離脱選手になりそうだ。日本人選手はチーム・マニョ(=サラゴサ)と、もう1年契約を残しているが、その高額年俸は1部昇格を果たせず、もう1シーズン2部にいるチームにとっては受け入れられないもの。日本のトップ下選手には外国からたくさんのオファーがあり、スポーツ・アラゴンが知り得たところではサウジアラビアがそのオプションの一つとなっている」

 同紙がクラブ側の事情として特に強調しているのが香川の年俸で、その金額は「非常に高いもの」だという。そして「人件費削減のため、サラゴサは日本人選手との間で両者のメリットになる合意に達するように、との方針を決めた」と伝えている。

 今夏の契約解除に向けたサラゴサと香川の交渉が表面化したなか、事態は今後どのように動くのか。31歳となったアタッカーの去就に注目が集まる。(Football ZONE web編集部)

去就が注目されるMF香川真司【写真:Getty Images】


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