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サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにすることをそう呼んでいた。(クリケットにおいて打者を連続でアウトにすることは相当難易度が高い)

サッカー選手にとって、「ハットトリック」は実力を証明する功績でもあるが、そう簡単にはお目にかかれない。この企画『HAT-TRICK HEROES』では記憶に残る「ハットトリック」を紹介していく。

今回は、バルセロナウルグアイ代表FWルイス・スアレスクラブで初めて決めたハットトリックだ。


スアレス2014年夏にリバプールから加入。2014年FIFAワールドカップブラジル大会での噛みつきによる活動禁止を経て、ラ・リーガ第9節のレアル・マドリー戦でデビューを飾っていた。

これまでバルセロナで公式戦283試合に出場し198ゴールを記録しているスアレスの、バルセロナでの初のハットトリック2015年5月2日に行われたラ・リーガ第35節のコルドバ戦だった。

最下位のコルドバのホームに乗り込んだ一戦で、バルセロナの攻撃陣が爆発する。MFイバン・ラキティッチのゴールで先制すると、前半アディショナルタイムには左サイドのMFアンドレス・イニエスタクロスに、フリーとなったスアレスが右足で合わせる。

後半もゴールラッシュは続き、3-0の53分には右サイドのDFダニエウ・アウベスのクロススアレスが今度は頭で合わせる。

バルセロナリードを7-0まで広げると、試合終了間際の88分にはMFチャビエルナンデスのミドルシュートのこぼれ球を拾ったスアレスが左足で流し込み、怒涛の8得点。スアレスハットトリックを達成した。

12年ぶりの無冠となった事で、ロナルド・クーマン新監督のもと改革を進めるバルセロナにおいて、構想外との報道もあるスアレス。ブラウグラナ(バルセロナの愛称)でのゴールはもう見納めとなってしまうのだろうか。

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